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将棋も生中継で

  • 2022-07-22 (Fri) 15:42
  • 総合

 猛暑の日々だが、日中は何とか自然の風と扇風機で汗を垂らしながらの生活。夜になると、さすがにクーラーを使っているが、貧乏性ゆえにずっとつけっぱなしというのはさすがにはばかられる。就寝直前に3時間で切れるタイマー設定にしてベッドに入るが、未明に何度か目覚めてしまう。眠りが浅いから睡眠で十分な体力を回復していないのではと危惧する。まあ、体力を使う労働に従事していない私はそれほど気にもしていない。
 窓から青空が見えると海に泳ぎに行きたくなる。近くに海水浴場がないことを知らなかった頃はそういう気にはならなかったが、あることが分かってからは気もそぞろ。金曜日も午前中は机に向かい、お昼前には海に向かった。この海水浴場はあまり混むことがないようでのんびりと泳げるのがいい。私は泳ぎが上手ではないので、一人静かに海中に漂えるのは気分がいい。うっかりすると、足が届かないところに流されたりしているので、ちょっと怖い。帰宅後に鏡で見ると、顔もだいぶ日に焼けた感じだ。
 手元のスマホの翻訳機能に話しかけてみる。「私は下手ですが、泳げます」。英語では “I’m not good at swimming, but I can swim.” と出る。韓国語では「저는 잘 못하지만 수영을 할 수 있습니다.」とか。中国語では「我不擅长游泳,但会游泳。」と見える。「游ぐ」つまり「水泳」は韓国語では「수영」、中国語では「游泳」と表現することが分かる。こうした表現はもう何度も辞書を引いて確認しているが、いまだにうろ覚えの状態。少しずつでも上達していると信じたいのだが・・・。
                  ◇
20220722-1658472024.jpg プロ棋士の対戦を時々YouTubeで楽しんでいる。木曜日には王位戦(七番勝負)第3局2日目の対戦が朝からずっと生放送されていた。プロ棋士の将棋は一度見始めると、画面の前から離れられなくなることがしばしば。私は駒の動かし方を承知しているぐらいのど素人だが、次の一手をあれこれ想像するのは楽しい。たまにプロ棋士の手と合致したりすると嬉しくなる。正真正銘の天才である彼らに少しだけ近づいたように錯覚する。麻雀プロとは大違いの世界だ。
 王位戦は藤井聡太王位対豊島将之九段の対局だった。豊島九段が59手目で見せたここぞの長考には恐れ入った。AIの見立てではこの時点で250億の手があると出ていた。豊島九段は結局183分を費やした。実に3時間。ひょっとしたら彼は250億の手をすべて脳内で検討していたのではないかとさえ思える。まあ、さすがにそんなことはないだろうが、次の一手に3時間かけて考え続けることができるとは私のような凡人には想像もできない。
 ずっと見ていたかったが、この日は公民館中国語教室の日。午後4時前にあたふたと公民館に出向いた。夕刻に帰宅してパソコンでYouTubeの画面を開くと、勝負はすでに決着していた。84手で藤井王位が勝利し、対戦成績を2勝1敗にしていた。私が座を立った時にAIの見立てでは藤井王位が71%対29%で豊島九段をリードしていたが、その差を着実に守って勝利したようだ。とはいえ、プロ棋士の世界だから紙一重の戦いだったのだろう。ふと思う。AIがこのまま進歩していくと、やがてAI棋士が登場することになるのだろうか。将棋や囲碁の世界ではそうはなって欲しくないと願う!

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