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「来た時よりも美しく」

  • 2022-03-16 (Wed) 16:56
  • 総合

 寒い寒いと思っていたら、急に暖かくなった。もうコートは不要か。この陽気だと桜が満開になるのもそう先ではないだろう。ウクライナ情勢を案じることさえなければ、晴れやかな気持ちになるのではとも思う。
 月2回の小倉駅前ビルでの英語教室。受講生が1人だけの教室だが、これも神様の思し召しかと考えている。スカイプを活用してのオンライン短篇小説を読む英語教室同様、楽しく向き合っている。小倉駅前ビルでの英語教室はもう一つ楽しみがある。以前は有名な地元うどん店に足を運び、ランチに好物のごぼてんうどんを食していた。今はビルの地下にあるカレー店でウインナー焼きカレーを食べるようになっている。これがなかなか旨い。このカレーを食べるために小倉まで行っているような・・・。
                  ◇
 緊迫する一途のウクライナ情勢に隠れているように見えるが、中国での新型コロナウイルスの感染が再び猛威を振るいつつあるようだ。日本を含め、世界的には緩やかに収束に向かいつつあると思っていたが、どうやらそうでもなさそうだ。このニュースにも落胆は隠せない。本日(16日)の読売新聞朝刊によると、中国本土で変異株のオミクロン株が広く流行し、新たに事実上のロックダウン(都市封鎖)に踏み切る都市が増えているとか。
 そうした日々だから、スポーツへの関心もいまひとつ興味がわかない。ケーブルテレビではプロ野球開幕に備えたオープン戦が見放題なのだが、テレビをつける意欲は皆無。今春はまだ一試合も見ていないし、これからも見るつもりもない。
 大リーグも近々オープン戦が開始される運びのようだ。大谷翔平君の活躍が楽しみだから、生中継があればこれだけはきっと見ることになるのだろう。でも昨年のように彼の一投一打に熱中するのかとなると・・。うーん、よく分からない。ウクライナに早く平和な日々が戻ってくることをまずは祈ろう。
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 公民館の教室の壁に次のような張り紙が掲示されている。「来た時よりも美しく」。意味はすぐに分かる。「教室を綺麗に使用しましょう」ということだ。私はこのような文言を見ると、頭の中で駄文を作ってしまう。「皆さん、来館時よりも美人になって帰宅しましょうね」。大きなお世話だい!
 日本語は文脈から主語や時には目的語を省略しても意味が通じる時には敢えて言わなくてもいい言語だ。だから私のような性分の者には格好の言葉遊びが楽しめる。以前にこのブログでも書いたことがあるが、日本語と英中両言語との大きな違いを感じるときでもある。
 病室に見舞いに来てくれた友人にお礼を言う場面。日本語では「会いに来てくれてありがとう」という言葉が頭に浮かぶ。「あなた(君)が私にと、主語、目的語を省略しても何の問題もない。日本語と語順がそっくりの韓国語でも日本語同様、私やあなた(君)は必要ないようだ。만나러 와줘서 고마워요.
 英語や中国語ではどうか。“Thank you for coming to see me.” 「谢谢你来看我。」。youも你も必要だし、meも我も必要だ。

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