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新宮海水浴場

  • 2021-07-29 (Thu) 22:18
  • 総合

20210729-1627564664.jpg 連日オリンピック観戦と大谷翔平君の大リーグ。これでは全然仕事にならない。へたするとほぼ一日中、テレビとパソコンに付き合わされる羽目に陥る。
 本日(木曜日)。この日は週一の中国語講座がお休みだったこともあり、先日来、考えていることを実行した。最近の暑さもあり、海に出かけ泳ぐということだ。ジム通いをやめ、プールで泳ぐことをやめて久しい。最後に泳いだのはいつか覚えてもいない。鹿児島・南大隅町の友人を訪ね、錦江湾で泳ぐことも頭をよぎったが、このコロナ禍ではさすがに先方が負担に感じるだろう。私はワクチンの接種を二回済ませてはいるが・・。
20210729-1627564711.jpg 郷里の宮崎とてもやはり福岡から戻ってきたとなると、あまり歓迎されないことは分かり切っている。それで、かつてメンバーだったジムで回数券でも購入してプールで泳ぐことも考えたが、気乗りはしない。それで近くの海で泳げないかなと考え始めた。思い出したのは中国語講座の受講生の一人が新宮に住んでいて、時々海辺の話をされていたこと。新宮は私のところからも近い。ひなびたローカル電車で10分ほどの距離。ネットで調べると新宮海水浴場は終点の駅から徒歩5分とある。とにかく現地に行ってみよう。それで本日、水泳パンツを短パンの下に履き、ゴーグルを袋に入れて駅に向かった。
 海水浴場は予想以上に閑散としていた。素早く衣服を浜辺に脱ぎ捨て海に入った。裸足になって波打ち際に行こうとすると、いやはや、砂の熱いこと、やけどしそうなほど熱い。こんなことはすっかり忘れていた。恐る恐る海中に入ると、気持ちがいい。ゴーグルをはめ、とりあえずクロール。
 しばらく泳いだり、海中を歩いたり、仰向けになって浮かんだりした。久しぶりの泳ぎなので、足が海底(水底)に届かないところにはなるべく行かないようにしていた。さてそろそろ上がろうと思った。立ってみると全然足が届かない。あれ、こんなところまで来たつもりはないのに。ゴーグルをつけているから、海底がぼんやり見えるが、何だか深そう。やばい。油断していると体力がつきて浜辺にたどり着けないかもしれない・・。
 仰向けになり小休止し、仰向けのまま水をかいて、浜辺を目指す。目指したつもりだが、姿勢を戻して見ると、浜辺からはさらに離れているみたいだ。まずい。平泳ぎをトライするが、波に逆らっているのかほとんど前に進めない。疲れたのでまた仰向けになり小休止。姿勢を戻してクロールで必死に水をかいた。ゴーグルで見える海底が段々と近づいて見える。頃合いをみて立ってみる。足が届いた。一安心。溺れる危険は消滅した。いや、やはり海は油断できない。特に私のように「元金槌(かなづち)」の身には。
 私はずっと昔にも海で泳いでいて溺れそうになったことがある。新聞社に入社して職場の先輩たちと鎌倉の海に泳ぎに行き、同じような形で溺れそうになった。平泳ぎで力尽きて立ったら、足が海底に届き、辛うじて溺れるのを免れた。今回はあの時ほど切羽詰まった感覚ではなかったが、それでもやばいかなと思うのは気持ちのいいものではない。
 それはともかく、近くにこのように気楽に泳げる海水浴場があるとは、今の住所に落ち着いて10年近くなるが全然知らなかった。この夏はどこへも出かけられそうにないので、これから足繁く通うことを考えている。

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