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仰卧起坐(腹筋運動)

  • 2021-03-14 (Sun) 21:26
  • 総合

 一年発起、朝晩に腹筋運動をしていることを書いた。中国語では何と表現するのだろうと思って辞書を繰ると、私の辞書には「腹筋を鍛える」という表現は「锻炼腹肌」と載っていたが、腹筋運動はなかった。ネットで調べると「仰卧起坐」(yǎng wò qǐ zuò)という語句が出てきた。中国語でよく見かける四文字表現だ。簡体字をよく見ると、最初の二文字は「仰臥」(仰向けに寝ること)に酷似しているから想像はつく。次の二文字も「起き上がり座すこと」かな。なるほど、腹筋運動は「仰卧起坐」かと納得する。
 新聞社に同期入社したかつての同僚にメールする用件があり、末尾に最近、腹筋運動を始めたこと、寝転び、起きようとした時のお腹の膨らみが富士山のような盛り上がりであることを書いた。彼が福岡出身であることを思い出し、その膨らみをせめて英彦山ぐらいに引き締めたいと締め括った。その友人からは「英彦山(標高1200㍍)は福岡県で3番目の高山。もう少しハードルを上げて宝満山(830㍍)あたりを目指しては」という返信が届いた。
 福岡に転勤して間もない頃、テレビやラジオが「ひこ山では今日、雲がかかり・・」などと耳にして、「ひこ山」ってどこにあるのだろう? 新聞ではあまり目にしない山だなといぶかしく思っていた。やがて漢字では「英彦山」と書くと知って合点がいった。宝満山という見るからに目出度い山があることも知っている。よし、宝の山を目指そう!
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 高校・大学の尊敬する先輩の家で食事をご馳走になっていて、スマホでメールする用事があり、ラインメールを打っていたら、先輩から「ラインメールなら音声で入力すれば簡単に済ませることができるのに!」と指摘された。え、何ですか、それ? 先輩は自分のスマホを取り出し、音声入力でたちどころにメール文章を作成した。英語でだって簡単にできるよと英語の文章を即興で読み込んだ。す、素晴らしい! 目から鱗とはこのことだ。全然知らなんだ、こんな世界があるとは! 
 私は英語でラインメールを打つことは普段はまずないが、時々そうする必要があるとき、アルファベットで文字入力するのは難儀でならなかった。これからは音声入力で簡単に済ますことができる。利点はそれだけでないことを知った。何と、中国語や韓国語でも音声入力できることを知った。試しに思いついた簡単な文章を中国語や韓国語でスマホに向かってしゃべり、文字化の具合を見てみると、きちんと文字化されている。簡体字の中国語で入力するのは難儀。ハングル文字の韓国語はさらに厄介だ。音声入力ならそうした煩わしさからは一切解放される。ただし、きちんとした文章が口にできることが条件だが・・。
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 米CNNがネット版で面白いニュースを報じていた。From diplomat to detective, this man helped bring Asia’s notorious ‘Serpent’ killer to justice という見出しに惹かれて、長文の記事を読まされた。「蛇」という異名の連続殺人犯を追い詰めた元外交官の執念の捜査が紹介されており、次の言葉で記事は締め括られていた。“This isn’t over for me until he is in a better world, or I am in a better world.” 久しぶりにa better world という語を目にした。「より良い世界」ではない、誰もがやがては向かう「あの世」だ。「天国」ならいいのだが・・。

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