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"go by ear"

  • 2021-03-08 (Mon) 09:16
  • 総合

 プロ野球も大リーグも球春たけなわ。日米各地でオープン戦(preseason exhibition games)が行われている。しばらくの間、ご無沙汰していた大リーグのホームページにもまたぞろ、毎朝アクセスするようになっている。トップページの右欄に “latest news”(最新ニュース)が一覧で表示されている。Ohtaniの文字が見えると自然とクリックしてしまう。週末には “Ohtani piles up K’s, deals 100 mph heat” とあった。
 前々日にはDH(指名打者)として打席に立ち、推定飛距離140㍍を超える大ホームランを放った大谷翔平君が今度はマウンドに立ち、1回と2/3、想定の40球を投げ、5三振を奪う好投を見せたという。球速も100マイル(160㌔)に達したとか。二刀流を目指す翔平君は上々の滑り出しをしたようだ。
 ゲーム後の彼の発言は専属通訳を通して紹介されている。当然のことながら、英語の達人のようで味のある英文が繰り出されている。この日もそうした英語表現があった。翔平君は自分の指名打者としての出場について問われ、通訳を介して次のように答えている。“We’re not trying to set a cement schedule for my hitting. We’ll go by ear on how I’m feeling and I’ll communicate that to the coaching staff.”
 “go by ear” というのは初めて目にしたような印象だ。「耳で行く?」。調べてみると、よく使われる表現は “play it by ear” というもので、もともと「楽譜を見ないで即興で演奏すること」に由来し、「臨機応変に行動する」ことを意味するようになったらしい。翔平君の出場、今シーズンは臨機応変にということか。私としては最低でも10勝、2割8分、25本は実現して欲しいと思う。いや、できれば15勝、3割、30本には達して欲しいと願う。そのうえでチームが10月のプレーオフに進出することができれば最高だ!
 この項を書いている今、大リーグのホームページでは翔平君の活躍の可能性に関するニュースがアップデイトされ、その記事は次の表現で締め括られていた。The sky’s the limit.(彼の能力は天井知らずだ)。かくまで形容されるとは凄い!
                  ◇
 自分に課した朝晩の腹筋30回を何とか続けている。最初の頃は情けないことに起き上がるのに随分苦労した。今でもそうだが。私はこれでも高校時代は器械体操クラブに属していた。器械体操では腹筋はお決まりの鍛錬項目だった。腹筋は好きではなかったが、30回ぐらいは楽にこなすことができた(ように記憶している)。
 正しい腹筋の仕方は、上半身をゆっくり倒し、背中をぴたっと床につけ、両手を頭の後ろに組み、胸を張りながら上半身を起こすことだろうかと思う。残念ながら今の我が身ではとてもそういう腹筋はやりたくてもできない。両手を頭の後ろで組んだら、起き上がることは到底無理だ。両手を自由にして何とか起き上がることができる。上半身もぴたっと床につけたら起き上がるのが辛いから、適当なところで止め、上体を起こす動きに移っている。これでは正確には腹筋と呼べないかもしれない。
 まあ、やがて正しい腹筋の仕方に近づけるようになりたい。腹筋は英語では “sit-up” か。これを「シットアップ」とカタカナ書きしたくないのは私だけではないだろう、きっと。

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