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口髭(mustachio, moustache)

  • 2020-01-22 (Wed) 13:52
  • 総合

20200122-1579668724.jpg 英字新聞「ジャパン・ニュース」を購読しているが、最近は紙面が薄っぺらい時もあり、そろそろ購読をやめる潮時かなと思うこともある。英文ニュースはケーブルテレビのCNNやBBCで接することができるし、ネットだとリアルタイムでフォローできる。ただし、紙の新聞を取っていると、テレビやネットの記事では見逃すであろうニュース、話題に触れることがあり、やはり、日々、英字新聞を購読している価値はありかなとも思える。
 最近読んだ中では次の記事が印象に残った。“U.S. ambassador becomes mustachioed face of S. Korean discontent” という見出しで、アメリカのハリー・ハリス駐韓大使が口髭を生やしていることから韓国の大衆・メディアに不興を買っているという内容のロイター電。米韓関係が北朝鮮政策や中韓米軍の駐留費の負担問題などから緊張をはらんでいることが大きな要因だが、ハリス大使の特徴ある風貌も一因しているとか。
 ハリス大使の口髭が韓国社会には植民地時代の日本の政治家や軍人を想起させているのだという。ハリス大使の母親が日本人であり、日本人の血を引いていることが背景にあるようだ。大使も十分にこのことを承知しており、ジャパン・ニュース紙によると、彼は「私は駐韓の日系アメリカ大使ではなく、駐韓のアメリカ大使だ」と語っている。
 ジャパン・ニュース紙に掲載されている彼の風貌から「日系」を読み取ることは難しいが、口髭のくだりは興味深く読んだ。確かに韓国を旅していて、口髭を生やしている韓国人を見ることは稀な印象がある。私が韓国ですぐに日本人と「看破」されていたのは短足短躯にハンチングという姿だけからではなかったのだ。口髭も絡んでいたのか、と改めて気づかされた。まあ、それはそれとして、このような興味深い記事は紙の新聞を購読しているからこそ巡り合える。まだしばらくはジャパン・ニュース紙とお付き合いすることになりそうだ。
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 英王室のヘンリー(ハリー)王子が妻のメーガン妃とともに王室の活動・行事から完全に身を退くことが英王室より正式に発表された。二人はこれにより王室のメンバーとして公費を受け取ることはできなくなり、 “Royal Highness” (殿下・妃殿下)という敬称も失う。束縛よりも自由・独立を選択したヘンリー王子は完全に王室と袂を分かつことまでは考えておらず、彼にとっても驚きの展開だったようだ。祖母のエリザベス女王の意向が強く働いているのは間違いないと思えるが、チャールズ皇太子の風貌には似ても似つかぬヘンリー王子に対する厳しい対応の裏事情を詮索したくもなる。
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 大晦日以降、たるみきった身体を鍛え直すべく、香椎浜でのスロージョギングも隔日には続けたいと思ってはいるものの、このところ、雨模様の日々が多く、なかなか腰を上げることができない。雨が降っていなくとも、曇天だと、走る意欲は失せてしまう。残念ながら、今週も天気予報だと雨マークが連なっている。月曜は何とか走った。水曜。午後からは雨が降るとかで、午前中に走った。途中から冷たい小雨が降り始めたが、なんとか二周、約6キロを走り終えた。明日以降は無理かもしれない。今の心持ちを中国語で書くと、我想在蓝天下跑步。<私は青空の下でジョギングしたい>

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