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ホームドラマも和製英語

  • 2019-07-15 (Mon) 09:35
  • 総合

 7月だというのに今年はまともな台風が来襲していないように感じている。台風の本格的シーズンはまだ少し先というのは承知しているが、それでも例年ならこの時期には台風の一つや二つは来ているような気がする。だから台風のニュースを聞かないのは大いに結構なのだが、どうも不思議な気がしてならない。どこかのテレビでいつだったか、地球温暖化の影響か、台風は今後、発生だか来襲の数は減るが、その代わり、スーパータイフーンと呼ばれる猛烈な勢力の台風が発生するようになると言っていた。数が減るのはいい、規模が猛烈になるのはご免こうむりたい。
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 韓国のドラマ「かわせ運命」(原題)がいよいよ大団円を迎えつつある。現実にはあり得ないような筋立てで、まさか最後まで興味津々で見続けることになろうとは思わなかった。予定では今週火曜日夜が最終回。良かった。台北に発つ前に見終えることができる。韓国語の学習のために見ているのだと自分を納得させていたが、果たして本当に役立ったのかと疑問符もつく。たまに字幕が実際の言葉とは乖離した意訳だと気づくことはあったが。
 「かわせ運命」は韓国の典型的なホームドラマだった。安心して見ていられた。ホームドラマ(home drama)は私の電子辞書では和製英語とある。和英を引くと、a play (TV drama) depicting family life と出ている。英語でよく見る表現にa sitcom (situation comedy) と呼ばれる、観客の笑い声が聞こえるジャンルのドラマがあるが、私は「かわせ運命」も背後の笑い声はなくとも、このジャンルに含めたいと感じていた。いずれにせよ韓国のドラマはうかつに手を出すと、病みつきになるから「要注意」だ。
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 夏本番。私はスイカが大好き。漢字では西瓜とも水瓜とも書くようだ。中国語では西瓜(xīguā)。韓国語では수박。発音を無理を承知でそれぞれカタカナ表記すると、シーグァとスバㇰ。中国語のシーグァが日本語のスイカになったのは何となく推測できるような気がする。シーグァがスバㇰに変化したのはちょっと「飛躍」が必要なような・・・。
  スイカだけで必要な栄養価が取れるのだったら、一日三食スイカでも構わないと思っているが、そういうわけにはいかないので、夕食後のデザートとして頂いている。いつも捨てるだけの皮がもったいないなあと思っていて、ネットのクックパッドで調べてみると、皮の部分も漬物にして食べることができるようだ。よし、早速やってみよう。
 という次第で、クックパッドに書かれているように、スイカを食した後の緑色の固い皮を包丁で削ぎ落としてポリ袋に入れ、砂糖や塩、酢、だし昆布などを加えて揉み、冷蔵庫で冷やした。翌日取り出して食ってみたが、味はいまいち。これならいっそのこと、お得意のらっきょう酢の方がましではとらっきょう酢のタッパーで漬け込んでみたら、こちらはなかなかの味だった。乏しいレパートリーに夏の風味が一つ加わったと喜んでいる。
 そう言えば、はるか昔のこと。盛岡に勤務していた頃、盛岡名物の冷麵にはまったことがある。真っ赤な汁のあの冷麵の丼にはなぜかスイカの果肉が浮かんでいた。麺と辛い汁を胃袋に収めた後にそれを食べるのが楽しみだった。懐かしい! (注:中国語の瓜の字は日本語のそれと微妙に異なるが、私のパソコンでは同じ字にしかならない)

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