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体を動かせ!

  • 2019-02-05 (Tue) 09:13
  • 総合

 「体を動かすことで脳にも良い影響を与えるという研究が今、世界各地で報告されている。子どもの注意力が高まり、判断のスピードも速くなる。記憶をつかさどる脳の『海馬』の神経細胞は、成長後も運動によって増えることが動物実験で確かめられた。高齢者の認知症予防にも熱い視線が向けられている」。これは先ごろ、読売新聞の一面企画「スポーツの力」の中で目にした一節だ。
 フィンランドの小学校で子どもたちが自由に動き回ったり、跳びはねながら、国語の授業を受けている風景が紹介されていた。「運動は、他のどんな営みより脳を活性化してくれる。体を動かし、働きを求められれば、血流が増し、細胞の連携が生まれ、筋肉と同じように脳は変化する。それは脳の萎縮を防ぎ、自分自身であり続けるためのカギとなる」という医学の専門家の意見も記されていた。
 私のように自宅で大半の時間を過ごす者にはよく理解できる指摘だ。いや、警告ととらえるべきかもしれない。自宅から少し離れた湾の浜辺をスロージョギングするようになったのもやはり、普段から定期的に体を動かすことの大切さを感じるようになっていたからだ。走る意欲がわかなければ、とにかく歩くことにしている。設けられた一周2.9キロのジョギング路を二周するのをノルマにしているので、6キロ近くを走るか歩いている勘定だ。この動いている間に色々なことを考えているかと思うが、脳細胞が自室でじっと坐しているときには見られない働きをしているかどうかは定かではない。
 前にも書いたが、生活スタイルで「いつも座っている」という形容詞は英語では sedentary と表現する。上記の記事を読んで、その反意語は何だろうと思い、調べてみたが、どうもピッタリの語には行き当たらなかった。せいぜい、active, moving, mobile という語彙だった。場合によっては standing も可かも。
                  ◇
 冬のこの時分にはいつも手の指のひび割れに悩まされていたことを何度か書いた。新聞社勤務時代の元同僚から「それは私の田舎ではあかぎれと言い、昔お袋も悩まされていました」という趣旨のメールを頂いた。そう、あれは私の田舎でもあかぎれと呼んでいた。すっかり忘れていた。両手にゴム手袋をして水仕事をするようになって、このあかぎれとは今では無縁の日々となったのが嬉しい。
 台所仕事。私のような男の独り者には料理のレパートリーが少ないのが悩ましい。しかし、今は便利な世である。インターネットで検索すれば、さまざまな料理の作り方が満載。これなら人に尋ねなくても、おおよその要点は理解できる。思えば、長姉が田舎で元気に農作業に従事していた頃は夕方に電話をして簡単な料理のやり方を尋ねていた。それも今ではできなくなったが、代わってパソコンがいつでも答えてくれる。実に有難い!
 最近よく作るのがぶり大根。これは魚津のママさんを訪ねた時に教わったのだが、やはり一回教わっただけでは記憶があやふや。ネットで「復習」して台所に立っている。料理の才のない私でも割と楽に作れる。しかも美味い! ネットの功罪は色々あろうが、私のような独居(そうはまだ思っていないが)老人には心強い味方だ。

Comments:2

中川素子 2019-02-05 (Tue) 13:01

那須さん

私の記憶に間違いがなければ
たしか今日はお誕生日のはず?

お誕生日おめでとうございます。 
お元気そうでいらっしゃいますね。
老人なんて、とんでもない!笑
楽しい歳になりますように。

お料理、何でもネットで検索出来て、ありがたいですよね。
ちなみに、超簡単で美味しい
無限ピーマンと無限人参
作られたことありますか?

今年は暖冬ですが、
風邪とインフルが流行っていますので
どうぞ、お気をつけてお過ごし下さいませ。

追伸
妹が、「ファイティーン!」ですって。

nasu 2019-02-05 (Tue) 13:54

素子さん Yes, today's my birthday. I'm now 65 years young! という冗談はともかく、節分、立春に続く小生の誕生日でした。中国では春節だそうです。めでたいですね。無限なんちゃらは初耳ですが、野菜はらっきょう酢でピクルスにして賞味しています。韓国語では正しくは「パイティン!」でしょうね。多謝です。

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