- 2018-08-27 (Mon) 14:54
- 総合
8月も残りわずかとなった。現役をよして久しい身には毎日が日曜日みたいなものだが、8月が終わるとなると、やはり少しは思うこともある。それが何か記すことは難儀だ。昨日はコンビニの酒類の棚の前で足が止まった。焼酎、日本酒、ワイン、ウイスキー。ウイスキーの小瓶が手招きしている。氷を浮かべて飲んだら美味そうだ。思わず手が出そうになったが、やっぱりやめた。飲む理由がない。旅にでも出て非日常の生活になったらまた別の話だが・・・。
旅と言えば、来月になったら、また台湾を歩こうと思っている。中国語がどれだけ上達したか試してみたい。たいして上達していないことは本人が一番承知しているもののだ。台湾もまだ暑いだろうなあとパソコンで台湾の天気をのぞいてみたら、見事なまでに雨マークが並んでいる。台北の英字紙をネットで見ると、台湾はこのところ雨天が続いており、住宅の浸水などの深刻な水害も発生しているようだ。同情を禁じ得ない。
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巨人がようやく調子づいてきたと思った日曜。阪神戦をテレビ観戦していたら、5点リードの8回表、セットアッパーの沢村投手がホームランにヒット、四球を連発して、まさかの6点を奪取され、リードをふいに。ビデオテープを見るかのような逆転負けとなった。私のようないい加減な巨人贔屓はいいとして、熱狂的な巨人ファンは不快指数が一気に跳ね上がったことだろう。これも同情を禁じ得ない。あれだけの戦力を抱えての不甲斐ない試合内容は監督以下首脳陣の無能さを物語っているとしか思えない。
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トランプ米大統領が元側近の黒人女性をlowlifeとか dogなどと侮蔑的に形容したことは前に書いた。オマロサという名の女性。彼女がその後、トランプ政権の知られたくない内幕本を刊行したので、大統領が激怒しているのだろうと考えていたが、ジャパン・ニュース紙が転電した英タイムズ紙の記事を読んで薄気味悪くなった。
記事の見出しは “I came to realise that Donald Trump is a misogynist and a bigot”(私はドナルド・トランプ氏が女嫌いで偏狭な考えの人だと気づくようになった)。オマロサ氏は自著の販売PRのため、各地でインタビューに応じているようだ。タイムズ紙の記事では大統領が普段から人種差別主義者的言葉を口にしていて、n***er という絶対口にしてはいけないタブーな語も使っていることを示唆していた。
トランプ大統領が知名度を高めたテレビ番組に出演したことでオマロサ氏がトランプ氏の知遇を得て15年。私が薄気味悪いと感じたのは、政権の重要スタッフに加わったオマロサ氏がトランプ氏の資質が明らかに「劣化」していると語っていたことだ。トランプ氏に出会った頃は彼は機知に富んでいて頭もシャープだったが、最近は知的衰退の兆候があるという。政権の政策も十分に認識しておらず、重要な政策の決定は大統領の周辺にいるごく一部の取り巻きによって下され、大統領は直接関知していないことを明らかにしていた。
日本の同盟国のトップであり、世界最高の権力者の実態がもしそうだったら、恐ろしいことだ。大統領の任期はまだ二年以上、たっぷりと残っている。
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