Home > 総合 > problem child

problem child

  • 2017-12-25 (Mon) 12:01
  • 総合

20171225-1514170809.jpg 2017年が暮れようとしている。今年もあっという間の1年だったような気がする。昨年の今頃はこのブログで何を書いていたのだろうと思い、スクロールしてみると、・・・。次のような文章が見える。(ブログをやっている良さの一つはこうした個人的な「振り返り」ができることだろう)
 独学の初級者の身だから勘違いしている可能性があるかもしれないが、それを怖れず、中国語に関し最近の気づきを書けば————。NHKの中国語テキストで次のような文章があった。去哪儿旅行不重要,跟谁去最重要。(どこに旅行に行くかは重要ではなく、誰と行くかが最も重要です)。(中略)(これを)直訳的に日本語文に落とすと、「行くどこに旅行、重要ではない、誰と行く、最も重要」という文章になるかと思う。これでも十分意味合いは理解できる。荒削りでも何とか通じるのではないか。そのうち、私も何とか中国語の文章を自由に口にできるのではないかと考えた次第だ。
 もちろん、「ピンイン+声調」の容易ならざる壁は存在する。これは大変だが、まあその辺りはあまり焦らずにやって行こう。来年の今頃、この欄で「今年、中国語はだいぶ上達したかと思う。基本的な会話ならそう苦労せずにやり取りできるようになった」と書けるようになっていたい。果たしてどうなっているのだろう。自分でも楽しみだ。

 そうか、そんなことを考えていたのか。残念ながら、「基本的な会話」などまだずっと先の話だ。我が身ながら、楽観的な見立てに唖然とする思いだ。まあそれでも、一応、一年間、挫折することなく、学習だけは続けてきた。韓国語との「二人三脚」だから大変!などと愚痴をこぼすつもりなども毛頭ない。来年はもう少し明るく振り返りたい!
                  ◇
 大学の授業はしばらく冬休み。教えるコマ数の僅かな非常勤講師の身でもほっと一息つけることはつける。普段は英語の教材はないかと熱心に目を通す英字新聞「ジャパン・ニュース紙」も主要頁の見出しをさっと眺める程度になる。
 それでも、日曜日の紙面にはあれっと思い、本文全体を読まざるを得なかった。見出しの意味が不明瞭だったからだ。その見出しは次のようになっていた。“Olympic host S. Korea faces same problem child” はて、problem child とは何だろうか。少なくともこのような表現の見出しを目にしたのは初めてだ。袖見出し的な場所に、North Korea is cause for concern at 2018 Games, just as it was in 1988. という一文が添えられていた。
 記事はもちろん、来年2月に迫った平昌冬季五輪と、懸念される北朝鮮のテロの可能性について論じたものであるが、それにしてもproblem child(問題児)が何を意味するのか。私にはトランプ米大統領が “a little rocket man” と揶揄した北朝鮮を率いる金正恩氏のことがすぐに頭に浮かんだが、彼の名前(Kim Jong Un)は記事中に一度も出てこない。
 それで結局、problem child とは強権的な独裁体制が続く北朝鮮そのものを意味していると判断せざるを得なかった。見出しを書いた編集記者は金正恩氏のことが念頭にあったのかもしれない。それにしても、誰が見ても北朝鮮が国際社会の「問題児」であることは明らかだが、見出し自体にはいささか違和感を感じたことを記しておきたい。

Comments:2

宮崎のホールデン 2017-12-27 (Wed) 07:43

昨年触発された「静かなノモンハン」が懐かしいです。「7年の夜」「対談~中国~」も面白そうですね。相変わらずgrowing youngerですね。西鋭夫の「國破れて~」を読んでいます。アフリカにも興味をそそられます。私もgrowingを追いかけます。来年度もご活躍をお祈りいたします。

nasu 2017-12-27 (Wed) 10:27

宮崎のホールデン先生
 ご無沙汰しております。拙ブログに目を通して頂き、ありがとうございます。そうですね、私たちは for the foreseeable future growing younger でいきましょう。来年度もよろしくお願いします。 那須

Home > 総合 > problem child

Search
Feeds

Page Top