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騒音天国

  • 2017-01-27 (Fri) 11:26
  • 総合

 天神に行く用事があり、出かけた。用事を済ませて、少し空腹を覚えたので、昭和通に面した食堂に立ち寄った。定食屋のチェーン店のようで、過去に二、三度食べたことがある。味はまずまずだと思う。
 この日注文したのは「しょうが鍋定食」(890円)。食べていて気になることがあった。店員さんの客対応の言葉だ。彼女は客が来店するたびに「いらっしゃいませ。こんにちは」と声をかけていた。こうした「忙しそうな」歓迎の声を背後で聞いているのはそう心地良いものではない。第一私は「いらっしゃいませ。こんにちは」という挨拶の言葉はないと思う。これでは返す言葉がない。なぜ、「いらっしゃいませ」だけではだめなのか。あるいは「こんにちは」だけでもいい。
 おそらく店のマニュアルにこの挨拶が明記してあるのだろう。だから、店員さんに何の「落ち度」もないのだが、私はこういう挨拶の言葉は気になって仕方がない。テーブルの隅にお店の印象を書くカードがあったので、上記のことを「優しく」書いて彼女に手渡した。彼女には変なおじさんだこと、ぐらいにしか思われなかったかもしれないが・・・。
 日本は無駄な「騒音」が満ちている社会だと思わざるを得ない。JRや地下鉄などで「エレベーターの手すりにおつかまり下さい」などと何度も繰り返し流されるテープには全く意味がない。あれにどれほどの意味があるのだろう。何か事故が起きた際の責任回避のための措置だと思わざるを得ない。必要な情報はきちんと伝えることが重要なのは言うまでもないが、あのように不必要な情報を常時垂れ流していて、いざという時の警告が利用者に即座にスムーズに伝わるのだろうか。
                 ◇
 韓国語ドラマを暇に任せて見ているが、あきれてしまうドラマがある。日本語では「変わった家族」というタイトルで放映されている。もちろん、少しでも「生きた韓国語」を学ぼうと時々見ているだけに過ぎないのだが、あまりにべたな内容にあっけにとられながら見ている。日本でこのようなドラマは今も作られているのだろうか。私は日本のテレビドラマは全然興味がないので分からないが、さすがにこういうものはないのではと思う。
 前にも書いたような気がするが、韓国は主だった俳優が頻繁に作品に名を連ねているようだ。私には名前を知っている俳優は皆無に近い。私のようにつまみ食いのようにしかドラマを見ていない身には、同じ俳優が似たような役柄で出ていると、頭が混乱することもしばしば。「ヒェー。勘弁してくれー」と叫びながら、画面を眺めている。
 「ヒェー。勘弁してくれー」は英語だと “Give me a break!” がまさに打って付けの表現だろう。
                 ◇
 トランプ米大統領。今さらながら、ハフィントンポスト紙に痛快な記事があった。ニュースキャスターのキース・オルバーマン氏がオンラインの番組で次のように断じている。 “This man is not of sound mind. It’s time for Donald Trump to resign as president.”
 トランプ大統領は就任してまだわずか一週間。辞任要求の声はむべなるかなだ。

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