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鎮まれ、鎮まれ!

  • 2016-04-17 (Sun) 16:19
  • 総合

 大学の前期の授業が始まり、最初の授業を終え、帰宅した木曜の夜、自宅マンション(5階)が揺れた。洗面所で歯を磨いているところで、おや、地震かな。これが「熊本大地震」の幕開けだった。震源地から距離があり、熊本県内の被災地には比べるべくもないが、金曜夜は私が住んでいる福岡も結構揺れ続けた。(携帯電話のあの不気味な警報音が相次いだための)睡眠不足もあり、週末にかけて行動意欲を著しくそがれた。プールに行く気にも、ブログをアップする気にもなれなかった。
 私の田舎は宮崎の山間部だが、熊本県に背中を接した県境にある。大地震発生の初報から「他人事」ではなかった。一人暮らしの老齢の長姉に電話する。「S姉ぇ、揺れちょるや?大丈夫や?おじこたぁねぇや?」「家は頑丈な作りだから、幾ら揺れても心配ねぇ。ひとっつもおじねぇど!」。まずは一安心。 (おじねぇや?=怖くない?)
 熊本市内に住む友人も幾人かいる。その人たちに何の助けにもならないことは承知の上でメールを携帯電話やパソコンから送った。すぐに返信が返ってきた。「元気ですよ。ガスと水道がとまって困り果ててはいますが、頑張れるだけ頑張ります」という文言にほっとするとともに、こちらも勇気づけられた。
 日曜日は快晴に恵まれた。熊本の被災地もそのようだ。土曜日夜は幸い大きな揺れはなかった。何とか余震もこのまま終息に向かい、落ち着きを取り戻してくれないものかと心から願う。NHKテレビでは問題の活断層の南西部の地下では活発な活動が見られ、少なくともあと一週間は「激しい揺れに警戒」と報じ続けている。そうならないことを祈る。
 それにしても今回の「熊本大地震」は不意打ちの感を否めないが、新聞やテレビが伝えるところによると、こうした直下型の地震は日本国内ではいつでもどこでも起こり得るものらしい。我々はそういう時代に生きているようだ。英語で昔を懐かしく回想する時によく使われる “The good old days are over.”(古き良き時代はもう終わった)という表現が頭をよぎった。読売新聞の17日の紙面によると、「政府が想定するM7.3の首都直下地震では、最悪のケースで死者2万3000人、経済損失は95兆円と国難とも言える被害が見込まれている」とか。何とか対策を講じることはできないものか。
 日曜日の紙面では「人工知能」(AI)の特集も載っていた。米英社が製作した人工知能がまだ当分は無理と見られていた囲碁のトップ棋士との最近の対戦で圧勝した。人間の脳の働きを参考にした「ディープ・ラーニング」(深層学習)と呼ばれる仕組みを取り入れた成果だという。人工知能はやがて人間の能力を凌駕することになるとも。人工知能にそれほどの親近感は感じないが、それほどの可能性を秘めているのなら、ぜひとも破断が近づいている危険な活断層の察知や南海トラフ地震の予知などに八面六臂の凄腕を発揮してもらいたい。現代の我々から見たら、それは「神」の領域に近い業だろうが・・・。
 今夜、というか明日未明(月曜未明)は大リーグでニューヨークヤンキースのエースとなった田中マー君とシアトルマリナーズで存在感を示しつつある岩隈投手が初めて投げ合う。マー君はマリナーズのトップバッター、日向市出身の青木選手とも対戦することになる。普通だったらとても楽しみな一戦だが、あまり心弾む気分ではない。

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