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再びラブレイン

  • 2016-01-13 (Wed) 15:05
  • 総合

 大晦日に焼酎を少しだけ飲んだ。禁酒の誓いを守り通したご褒美として。正直に書くと、久しぶりに飲む焼酎の味は期待していたほど美味くは感じなかった。年が明けて一週間後、宮崎市内で一泊宿を取り、その晩、小中時代を一緒に過ごした郷里の幼なじみたちと会食した。昔懐かしい友との語らいの場では禁酒はさすがに無理だ。最初に乾杯の生ビールを飲んだ。この時のビールの美味かったこと! 嗚呼、ビールってこんなに美味かったのか。ジョッキを思わず両手でいとおしんでしまった。次は赤ワインを試したい。すっかりご無沙汰している街のお店でもそのうちのぞこう。月に一度ぐらいは神様も許してくれるに違いない!
                        ◇
 夜、ケールテレビのチャンネルを走らせていたら、とあるチャンネルで昨秋、熱心に見た韓国のドラマをまたやっていることに気づいた。純愛を描いた「ラブレイン」(愛の雨)だ。「사랑비サランピ」。おお、丁度いい。あれから半年近い時間が経過している。昨秋は聞き取れなかった表現を聞き取ることができるかもしれない。再び食い入るように画面を見つめた。幸薄いヒロインのユナ嬢は相変わらずきれいだ(当たり前だが!)。時折背景に流れる韓国の田舎(農村)の風景が美しい。かつての日本と似ている。今もああいう光景に出合えるのだろうか。嗚呼、自分も今年そうした地を訪ねてみたい。
 それで肝心の韓国語。聞き取りの力は確実についているように感じた。青年イナがユナに出合ったばかりの頃のワンシーン。雨に降られた大学図書館の玄関で傘を探しに走るイナがユナに放つ言葉、잠깐만 기다리세요.チャンカンマン キダリセヨ(ちょっと待っててくださいね)は今度はしっかりと聞き取れた。まだ親しい関係には発展していなので「~요」と丁寧な語尾になっていることがはっきりと分かった。昨秋はまだうろ覚えだったかと思う。その他、いろいろと気づいたことはあるのだが、何しろ、ハングル文字を探して打ち込むだけでかなりの時間を要する。韓国の現代ドラマでは登場人物がスマホだか携帯電話のメールでほぼノータイムでやり取りをしているが、こちらには魔法のように思えてしまう。母国語とはいえ凄いものだ!
                        ◇
20160113-1452665128.jpg トルコのイスタンブールでイスラム過激組織派組織「イスラム国」の犯行と見られる自爆テロが発生した。英字紙「ジャパン・ニュース」で西アフリカ、ナイジェリアで同様のテロを繰り返しているイスラム過激派組織「ボコ・ハラム」を追った米ロサンゼルスタイムズの記事を読んだ。日本では時々思い出したように報じられるテロ組織だが、ボコ・ハラムはイスラム国を上回る凄まじいテロを続けている。
 “A scourge worse than Islamic State” という記事の見出しでその内容が推測されよう。scourge は「天災、災難」。類義語としては curse やdisasterを思い浮かべるが、scourge (スカージ)は普段滅多に目にしない。それほど甚大な被害をもたらしていることが見出しから伝わる。厄介なのはボコ・ハラムがしたたかなテロ組織だということだ。アル・カーイダからイスラム国へ同盟関係を変えて新たな支援を獲得、組織を強固にしていったという。今はナイジェリア及び国境を接した近隣国でのテロが中心だが、やがて彼らのテロがアフリカ域外に及ぶ危険性も懸念されている。対岸の火事ではない。

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