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「减肥」は上がり調子で?

  • 2024-02-17 (Sat) 15:20
  • 総合

 テレビを見る生活からはすっかり遠ざかってしまった。それはそれでいいことだが、テレビの代わりにパソコンやスマホでYouTubeを見ることが当たり前の日々となっただけのことだから胸を張れないか。ただ、YouTubeだと気乗りのしない番組は見なくていいから、テレビよりは主体性があるような気がする。
 YouTubeでよく見るのは決まっている。韓国語を韓国人の青年が分かりやすく教えてくれる講座。土曜日夜の1時間半ほどはこれにはまっている。生きた韓国語の基礎が学べる。問題は講座が終わると、その日に学んだことはほぼ忘れてしまっていること。ただ、講師が出題する韓国語の簡単な問題はまあまあ理解できているし、少しは力をつけているような気はしている。気分は悪くない。
 中国語の方は上記のような講座に巡り合っておらず、NHKラジオの講座を忘れない限り聴き続けているだけだから、力がついているとは思えない。正直に言えば、習得したと思っている語彙や文法が怪しくなる一方だから情けない。二三日前に「私はダイエット中です」という文章が紹介されていた。ダイエット。私はもう何度この語彙を目にして、そして記憶しようと努めてきたことか。頭の中にはすぐに「我在减肥」という文章が浮かんだ。ダイエットは「减肥」(ジェンフェイ)でいいはずだ。問題は声調。私はjiǎnféiのピンイン表記の声調は「三声+四声」つまり最後の「肥」は上から一気に下る「四声」だと思った。確かそんな感じだったのでは?講座を聴いた後、テキストを取り出して確認してみると、下から上に一気に上がる音の「二声」ではないか!
 残念。私の耳には講師の先生方の発音は「四声」に聞こえていたのだ。私には往々にしてこの「四声」と「二声」という正反対の音の上がり下がりが聞き分けられない。おそらくこれからも一生こうなのではないかと恐れている。正しい声調を身につけることは中国語上達の必須条件と幾度となく言われ、本でも読んだことがある。日暮れて道遠し・・・。
 話が横道に逸れた。韓国語の講座の他によく見ているのはその他、かわいい飼い猫が登場する番組。見ていて飽きない。アメリカのコメディアン、スティーブン・コルベア氏が舌鋒鋭くトランプ前大統領の愚かさを皮肉る風刺番組も欠かさず楽しんでいる。最近なぜかよくパソコンのスクリーンに飛び込んで来るのは、ベトナム辺りらしき国の山間部で農業を中心に生活を営んでいる若者の簡素な暮らし。今の私が憧れる自然と共生した生き方で、羨ましい思いで眺めている。
 そして今またよく見るようになっているのが台湾のグルメもの。以前によく見させてもらっていたが、ここしばらくはすっかりご無沙汰していた。ふとしたことで久しぶりにクリックして見ると、台北の懐かしい食事風景が流れてきて、見入ってしまった。そうだな、台北も4年かそこら足を運んでいない。一か月という短い期間、語学留学した大学を再訪し、 老师(老師)と中国語で言葉を交わしたい。おそらく、私の中国語はあれから全然進歩していないことを恥ずかしく思うが、これは致し方ない。当時定宿にしていた安ホテルを懐かしさからネットで検索してみた。ホテル代はさすがに上がっていた。今や1泊1万円を覚悟しなければならないようだ。私には辛い!

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