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インフル予防接種

  • 2022-10-18 (Tue) 08:59
  • 総合

 中国では習近平総書記(国家主席)が開催中の共産党大会で異例の3期目政権を発足させ、建国の父、毛沢東に匹敵する権力を手中にすると報じられている。習近平氏は1953年6月に共産党のエリート一家に出生している。しかし、毛沢東が発動して全土を混乱に陥れた文化大革命(1966-76年)で尊敬する父親は失脚、一家は離散に追い込まれる。当時15歳の習少年も内陸部の村に送られ、横穴式住居に住み農作業や石炭掘りなどの苦しい労働生活を7年にわたって強いられたと伝えられている。こうした報道を読んでいてふと思った。そういえば、少し前に酷似した小説を読んだ記憶がある。
 米国在住の中国人女性作家の “To the Dogs” という作品。上記の文化大革命を背景にした短篇で、辺鄙な地方に下放された少年の体験が綴られている。飢えをしのぐため、食堂に群がるハエを手で叩き潰して水っぽいスープに入れ、それを噛み砕いて胃袋を満たす壮絶な物語だ。この少年も当時15歳だったと書かれていた。習近平氏の人生と重なる。
 英字紙ジャパン・ニュース紙を読んでいたら、習近平氏の人となりに焦点を当てた英タイムズ紙の記事が転載されていた。その中に次の記述があった。
フランス人伝記作家の言葉だという。“When a father is chastised there are two types of son: those who avenge them, and those who atone for them. Xi belongs to the second category.”(父親が非難されたときに息子がどう出るか、二つのタイプがある。復讐するタイプと罪滅ぼしをするタイプの二つだ。習近平は後者だ)
 習近平氏の父親は16年の長きにわたって拘束され、毛沢東死去2年後の1978年に名誉回復、復活している。習近平氏は文革の非人間性を間近で目撃し、自身も過酷な体験を余儀なくされているにもかかわらず、共産党に入党し、党内で出世の道を邁進している。69歳という年齢、艱難辛苦の経歴などから、どこかの大国で君臨した(している)指導者とは異なることを願いたいが、それはwishful thinking(甘い考え)に過ぎないのだろう。
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 YouTubeをのぞくと台湾の旅に関する番組が急に増えた印象がある。コロナ禍の厳しい入国措置が緩和されつつあり、日本からも多くの観光客が戻りつつあるようだ。それはそれで歓迎すべきニュースだが、それが当方に及ぶことはまだ先になりそう。新しい仕事で平日がほぼ埋まってしまったこともあるが、コロナに対するガードを緩める気には毛頭なれない。それより、今冬流行が懸念されるインフルエンザも心配。私はインフルエンザの予防接種はずいぶん長いこと受けたことがない。退職してからは一度もない。かれこれもう10年以上、いや20年以上受けていないような・・・。
 それで仕事の帰途、先日健康診断を受けた医院を訪れ、インフルエンザの予防接種の予約が可能か否かを尋ねた。昨日のことだ。いずれ後日再訪することになるのだろうと考えていたら、診察室に招き入れられ、すぐに打ってくれた。早っ!1500円。ちょっと安心した。これで勤務するようになった中学校で子供たちに迷惑をかけることもないだろう。
 本日朝、新聞を開くと、宮崎のコロナ新規感染者(17日)が84人と出ていた。二桁に落ちたのは久しぶりではないか。終息に向かっているの? いやまだ安心はできない!

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