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再びキンモクセイ

  • 2021-11-03 (Wed) 17:57
  • 総合

 前回の項でキンモクセイの香りについて記した。そのこともあり、木曜日の公民館中国語講座のショートスピーチの話題にすることを考えた。書いているうちに何か面白いことでも思いつくだろうと。くだらない笑い話はすぐに思いついた。ここでそれを披露していいものかどうか迷ったが、どうせこのブログを読んでいる人の数は知れているので活字にしても構わないか。
 最初に今は黄泉の国におられるあの可愛らしい「きんさん、ぎんさん」に非礼を詫びておきたい。お二人には悪意が皆無であることを。ただ単に「言葉遊び」で頭に浮かんだに過ぎない。その笑い話とは・・。
 生前、「きんさん、ぎんさん」が大嫌いな花があったらしい。皆さん、ご存知ですか?それは秋に芳香を放つ有り難いキンモクセイ、ギンモクセイだとか。なぜ?子供の頃、近所の悪ガキどもにからかわれていたからとか。何と言って?「きんも臭え、ぎんも臭え」と・・・。失礼しやした。
 冗談はさておき、ネット情報ではキンモクセイの芳香をかぐとトイレのにおいを想起する人が多いらしい。知らなかった。私はトイレのことなど全然思い出さない。ただただ芳香に酔いしれる。私は居間にアロマの香水瓶を置いているが、キンモクセイの香水瓶もあるのだろうか。今度探してみよう。いいことを思いついた。
 参考までにキンモクセイを英語で何と表現するのかよく分からない。和英辞書では a fragrant orange-colored olive と記載されている。olive(オリーブ)の一種なのだろうか。
                  ◇
 英語を教えていて学生や一般の受講生に時に説いていることがある。「一人英会話の実践だ」。先日ふと思った。自分は中国語と韓国語を独学していて、全然、この「一人会話」を実践していないではないか。幸い、スマホに「日英中韓」の簡単な文章を立ち所に翻訳してくれる機能があるではないか。重い辞書を持ち歩く必要もない。思い立ったが吉日。早速「一人中国語会話」なり「一人韓国語会話」を始めることにした。
 「私は中国語と韓国語を勉強していますが、全然進歩していません。話になりません」という自虐的な文章を口にしてみた。英語だとスマホのお世話にならずとも次のような文章が頭に浮かぶ。“I’ve been studying Chinese and Korean. But the progress is very slow. It’s laughable.”最後の「話になりません」というのはいかにも日本語的な表現だろう。“It’s laughable.” が果たして適訳なのか自信がないが、まあ、これで通じるのではないかと思う。この部分をスマホの翻訳機能に吹き込んでみる。韓国語訳は「말도 안돼요」と出てくる。これはこれでいいのではないかなと思える。中国語では「太不像话了」という文章が出てきた。ネットで確認すると、どうやらこれでそういう意味らしい。
 まだ当分は台湾へも韓国へも旅することはないだろう。せいぜいスマホを相手に両国語の腕を磨こう。なお、「私はキンモクセイの香りが好きです」とスマホに話しかけると、なぜか “I like the scent of kingfishers.” という文章となる。「カワセミ」とは言っていない。ひょっとして「キンモクセイ」が “kingfishers” と聞こえるのだろうかしら。

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