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「緊張していこう」?

  • 2021-05-31 (Mon) 19:14
  • 総合

 週末、緊急事態宣言の延長で公民館講座の休講措置も延長されるという連絡が受講生仲間より届いた。正直に白状すると、冒頭に各自が行うショートスピーチの準備をしなくていいということでほっとした。とはいえ、生きた中国語に触れる機会としばらくご無沙汰になる。それはそれで残念。いや、どっちじゃい?と自分で自分に突っ込みたくもなる。
 NHKラジオの中国語講座。初級講座でも毎日新しい単語に遭遇し、凄く勉強になっている。それは韓国語も同様。韓国語は中級講座も聴いているが、こちらはさすがに私には難解。そのため、テキストを毎月購入して聴いているが、悲しいかなあまり記憶には残らない。6月号のテキストを先読みしていて、次の表現が出てきた。「あっという間に大学入試だぞ。みんな緊張していこうな」。気になったのは「緊張していこうな」(긴장하자)という表現。「緊張」すると思わぬミスをするのではないかいな。日本語でこう言っても理解してもらえるかとは思うが、妥当なのは「緊張感を持っていこうな」という言い方だろう。
 東京の新聞社の国際部に勤務していた頃、「みんな、緊張感を持ってやろう」と口癖のように言うデスクがいた。大阪で勤務していた頃もよく「緊張感を持って」と宣う編集局のお偉いさんがいた。「緊張」は韓国語では「긴장」。敢えてカタカナ表記すると「キンジャン」。中国語では「紧张」。ピンインでは「 jǐnzhāng」。乱暴にカタカナ表記すると「ジンジャン」。中国語では「紧张」は「気楽にいけよ」(不要紧张)などといった用法が普通のようだ。日本語や韓国語のような「緊張感」ではあまり使われないのではないかと私には思える。
                  ◇
 カズオ・イシグロの近作 “Klara and the Sun” を読んだことは先に書いた。読後感をブログですぐにはアップできないことも。それで思った。後日改めてブログに書こうとする時にはおそらく大半の記憶(印象)は失われてしまっているのではと。
 それで日曜日。テレビで野球を見ながら、徒然なるままに、“Klara and the Sun” を再び手にして、マーカーを走らせたところを確認しながら、頭に浮かんだ思いをパソコンのワードに書き込んでいった。最終的にはA4で2枚ちょっとの分量になった。このブログは原則、A4で1枚程度の分量の文章をアップしているので、実際にアップするとなると、半分以上は削除する必要に迫られる。それは忍びないかも。もっと書き込みたいこともあるというのに。うーん、どうしよう?
                  ◇
 大リーグ。大谷翔平君は活躍してもしなくても米メディアの注目を浴び続けている。もうすでにしてスーパースターの扱いだ。それはそれでいいのだが、やはり、投打、特に打者としての活躍を見たい。次の言葉は彼が投手として投げた翌日に指名打者として活躍したゲームの後でのマッドン監督の談話。a different animal とは凄い形容だ!
“That always amazes me,” Maddon said. “I mean, to pitch whatever he did … and with the velocity that he has -- to say that he felt really good today is kind of phenomenal. And then you see the way he swung the bat, the stolen base. Just a different animal, man. It’s fun to work with.”

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