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私の脳もバッテリー切れ?

  • 2020-12-21 (Mon) 09:30
  • 総合

20201221-1608510613.jpg アフリカの特派員時代からずっと使ってきていたカセットテープレコーダーが遂に動かなくなった。30年以上も貢献してくれたのだから十分役目を果たし、寿命を迎えたと言えるだろう。修理が可能かどうか分からないし、修理が可能でも、新品を購入した方が安くつくかもしれない。昨今の電機製品は大概がそうだ。もう部品を製造しておらず、修理が不可能なケースも多い。
 そう思い、近くの量販店に出向き、新しいカセットテープレコーダーを買い求めた。あまりめぼしいものはなかった。どうも今ではボイスレコーダーというものが主流のようだ。いや、それも今は古くなりつつあるのかもしれない。私はこういう機器にはすっかり疎くなってしまった。アナログ人間だ。確か少し前にNHKラジオの英会話講座で「私はデジタルには疎いんです」という意味合いで、“I’m not really a digital person.” というような表現が流れていた。そうかそういう表現もありか。これは自己紹介の場などで使えそうだと思い、脳裏にメモ(take notes)した。“Even handling a smartphone is a tough work for me.”
 それで5000円台のカセットテープレコーダーを購入した。もっと高いものでも良かったのだが、そういう類の商品がなかった。ラジオの機能もあり、直接録音できるようになっていたが、肝心のラジオの受信があまり良くない。それでこれまで同様、スマホのラジオをそばに置いて録音する。スマホのラジオは雑音フリーで聴けるから大変ありがたい。
 しばらく聞いていたら、録音した講座の雑音が酷くなり始め、やがて全く動かなくなった。電池を替えてみた。しばらく動いていたが、また雑音が気になり始めた。電池はまだそう使っていないような気がする。電池の残量を測定するバッテリーテスターを購入して測ってみた。針が緑のゾーンに振れるとgood、黄色は weak、赤は replace と表示されている。赤のゾーンに針が落ち着けば、電池を取り替えろというわけだ。私が測定する限り、針は緑のゾーンにまで振れている。不思議だ。この後、量販店の親切な店員さんと色々やり取りがあり、結論から書くと、私のテスターの使い方が間違っていたことが判明。私は単3電池ではなくボタン電池のところで測定していた。道理で針が緑に振れていたわけだ。単3電池で測ると赤のゾーンから脱することはなかった。バッテリーがなかった。
 やはり知らないということは悲しいかなだ。私は新しく購入したカセットテープレコーダーが欠陥品ではないかと案じていたが、そうではなかった。電池の消耗が激しいようなので充電式電池2本と充電器(単3、単4用)も新たに購入した。これで中国語と韓国語の学習継続には万全の体制だ(と願う)。
 今年は中国語は確実に力をつけたかと思っている。公民館講座でネイティブの中国語話者から教わっていることが大きいようだ。韓国語の方はあまり自信がない。韓国語もNHKラジオの初級講座はしっかり受講しているが、ハードルがそもそもそう高いものではない。まあ、次のような語尾表現がなんとなく理解できるようになったことは嬉しいと考えている。講座で出てきた文章だ。「~거든요」で「~なんですよね」と軽く理由、事情を伝える。
 모래 괴국해야 되 거든요.(あさって帰国しなくてはならないんですよ)。末尾の「거든요」は以前の私は理解に苦しんだ表現だ。今は何となく理解できる(ような気がしている)。

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