Home > 総合 > 今年も「ふたりのピアフ」

今年も「ふたりのピアフ」

  • 2020-11-16 (Mon) 11:28
  • 総合

20201116-1605493584.jpg 日曜日。縁浅からぬシャンソン歌手の浜砂伴海ちゃんが東京から来福し、中州近くにある高級料亭「嵯峨野」で彼女のライフワークとなっている「ふたりのピアフ」コンサートが催された。私が足を運ぶのは昨年、一昨年に続き三年連続。
20201116-1605493623.jpg このコンサートはピアノ・野田正純さん、語り(脚本も)岩城朋子さんと伴海ちゃんの三人が織りなす我が国唯一の演目で、フランスで最も愛されている天才的シャンソン歌手エディット・ピアフ(1915-63)の壮絶な人生を描いている。ピアフはモルヒネ中毒などが祟り、47歳で他界したが、歌が命の彼女は晩年にはまさに命を削るように世界各地で歌い、多くのファンを魅了した。今年はコロナ禍で公演が危ぶまれたが、上記三人の熱心なファンが福岡にもいて開催にこぎ着けた。
20201116-1605493683.jpg 20201116-1605493724.jpg料亭が会場だけに和室に簡易椅子を置いての公演となった。その椅子が背もたれがない椅子だったため、さすがに腰が疲れたが、岩城さんの迫力ある語り、伴海ちゃんの高らかな歌声に今年も聴き入った。私は伴海ちゃんの亡き父親と宮崎の同じ山村育ちという縁ゆえに、ちゃん付けで呼んでしまう。公演終了後に「嵯峨野」の味覚に舌鼓を打ち、満足した。
 ところで、私はこの料亭に着く前にだいぶ道に迷ってしまった。私は以前にも書いたかと思うが、並外れた方向音痴だ。恥ずかしながら地図が読めない。よくこれでアフリカやヨーロッパで一人で初めての土地を訪ね、取材活動ができたものだと今にして思う。ネットであらかじめ場所を検索して最寄り駅からの大体の方向を頭に入れる(入れたつもりになる)。実際に歩き始めると大体正反対の方向に歩んでいることが多い。実人生でも方向音痴の生き方をしているのではないかと痛切に憂えることがある。嗚呼!
 英語では方向音痴を的確に表現する表現はないようだ。辞書を引いても、I have no sense of direction. といった表現が出てくる。中国語ではどういうのだろうとネットで検索すると、路痴という語が出てきた。これなら発音はともかく、意味は何となく正しく推察できるような気がしないでもない。
                  ◇
 世界の目が米大統領選の帰趨に注がれる中、アフリカではまた悲惨な出来事が相次いでいる。東アフリカにあるエチオピアではアビィー首相が率いる政府軍と旧政権を担っていた最北部のティグレ州を地盤とするティグレ族との対立が内戦の危機と報じられている。
 ティグレ人民解放戦線(TPLF)が州内にある政府軍施設を襲撃したことに対する報復攻撃がエスカレートしての内戦危機のようだ。TPLFは1991年に当時の独裁政権を打倒し、その後に発足した連邦政府の主軸を担ったが、他部族から成るエチオピアでは部族の確執がその後も絶えていない。西隣のスーダンに着の身着のまま、中には裸足で逃げ出してきた難民がここ一週間で25,000人に上るとか。アビィー首相は昨年、北隣のエリトリアとの和平に貢献したことでノーベル平和賞を受賞したばかりなのに・・・。
 南部アフリカ・モザンビークではイスラム過激派による住民殺戮が伝えられている。本来なら国際社会が結束して支援の手を差し伸べるべきテロ事件と言えるが、コロナ禍にアメリカの中枢部の信じがたい混迷もあり、国際社会の結束は麻痺状態にあるように見える。

Home > 総合 > 今年も「ふたりのピアフ」

Search
Feeds

Page Top