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ロンドンの賑わい

  • 2012-05-14 (Mon) 11:11
  • 総合

 久しぶりのロンドン。覚えていることも多々あるが、忘れてしまっていることも少なくない。早く心身ともに「英国モード」にするしかないようだ。まずは時差の克服。若い時にはすぐに切り替えることができたような気がするが、この年になると完全に地元の時間帯に慣れるには1週間程度かかる。少なくとも私にはそうだ。日曜の今朝も3時ごろ目が覚め、その後もうつらうつら状態が続いた。これに「五十肩」のうずきが追い打ちをかけるから、何とも情けない。
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 土曜、日曜とロンドンの繁華街を歩いた。相変わらず、観光客で賑わっている。ニューヨークといい勝負だろうか。デジカメを手に至るところで写真を撮りまくっている。ヨーロッパからの観光客も少なくないと思われる。英国やロンドンにしてもヨーロッパを今覆っている不況、閉塞感と無縁ではないだろうから、少し不思議な思いもする。
 机の上に置いた温度計で毎日チェックしている気温は20度から21度。湿度は28%程度。これ以上のすがすがしさを望んだら、罰が当たりそうだ。英語で表現すれば、”I feel fresh and crisp.” とでも言うのだろうか。
 毎朝5時ごろには外が明るくなっている感じだ。もっと早い時刻かもしれない。夜は9時を過ぎても仄明りが残っていて、夜道を歩く感覚ではない。サマータイムのシーズンであり、時計の針を1時間早めているにしても、この明るさは久しぶりに体験すると戸惑ってしまう。
 今寝起きしている場所はホテルではない。少しでも「節約旅行」にするため、つてを頼って、郊外の民家の屋根裏部屋に住まわせてもらっている。土曜日には玄関の鍵を部屋に置き忘れて出かけてしまった。夕刻6時ごろに帰宅してみたものの、この住宅の他の部屋に住んでいる人(確か2人いたような)は当然のことながら、まだ帰宅しておらず、私は部屋に入ることができなかった。
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 「同居」の住人が誰か帰宅するまで時間をつぶすしかない。近くを少し歩くと、パブが一軒目に入った。丁度いい。簡単な食事もここで済ませよう。入ってみたら、アイリッシュパブで、怖そうなおばちゃんが「食事はない。うちはフットボール(サッカー)を見ながら、お酒(ビールやウイスキー)を飲むパブだ」とのたまう。ギネスを1パイント(約568cc)注文。そのうちに右隣にやってきた青年が「おや、わが国のビールを飲んでくれてありがとう」と話しかけてきた。パディと名乗った青年はアイルランド出身で35歳の左官。「パディ、私はギネスが好きなんだ。9月にはアイルランドを訪れたいと思っている」と応じる。気が付いたら、ギネスを5杯にウイスキーを少々飲んで(飲まされて)いた。私が支払ったのは最初のギネス2パイントだけ。
 アイルランド人は人懐っこくて、とても親日的だ。パディと盛り上がった話の話題はアイルランドとイングランドの微妙な関係だが、それは後日、改めて触れたい。
 (写真上は、ロンドンの地下鉄は世界最古の歴史を誇る。従って対面の乗客のひざが間近に迫る狭い空間だ。下は、中心部のピカデリーサーカス。観光客でいつもの賑わいを見せていた)

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