Home > 総合 > brand-new

brand-new

  • 2020-01-26 (Sun) 19:19
  • 総合

 平日は毎朝、毎夜、NHKラジオの語学講座のお世話になっていることはこのブログで何度も書いている。本当にNHKの語学講座がなかったら、私の今の生活は何とも味気ないものになっていたころだろう。退屈をかこっていたかもしれない。小人閑居して不善をなすか。
 ただ、正直に書くと、夜10時台に再びラジオに向き合うのは難儀に思うことも少なくない。時には早く就寝したいと思うこともあるし、見たいテレビ番組もある。講座が難解と思う時には投げ出したくもなる。でも、いつか、すっと意味が分かるようになるときがやって来るはずだと信じて聴き続ける。だから講座の内容が比較的容易に理解できる時があると、嬉しくもなるし、少々大げさに書くと前途に希望の光が見えるような気もする。
 NHKでは毎朝の韓中両言語の講座に続いて、英語の講座が流れる。これも惰性で聞くことが多い。さすがにすっと分かるので気分が楽だ。それだけでなく、思いがけない復習になったりするのも有難い。最近の放送で言えば、次のような会話が紹介されていた。マンションの住民とそのマンションに転居したばかりの人の会話だ。“Are you new to this condo?” “Yes, I’m brand-new, just got moved in.”
 「新品」を英語では brand-new と表現することは知っていた。「新車」なら a brand-new car だ。だが、上記のように、マンションに越して来たのかどうかを問われ、「はい、越して来たばかりです」と言いたい時に、“Yes, I’m brand-new, just got moved in.” と表現できるとまでは思い至らなかった。なるほど。参考までに、職場やサークルなどの場で「私はここでは新入りです」と言うときなどには “I’m new here.” と表現できるようだ。
                 ◇
 中国の春節(25日)を盛大に祝う特別番組をケーブルテレビが生中継していた。NHKの紅白歌合戦をさらに豪華にしたような番組だった。歌あり、踊りあり、コントあり、漫才ありのバラエティーに富んだ内容で、生中継だけに同時通訳は少なかった。コントでは老若男女の観客は大笑いしていたが、私にはまだ日本語の字幕がないと無理。せめて中国語の字幕があれば少しはついていけたかとも思うが。果たして来年の今頃はもっと笑えるようになっているだろうか。
 それはさておき、中国の人々は地域によっては今、春節を祝うどころの気分ではないのかもしれない。新型コロナウイルスによる肺炎により、感染の中心地である湖北省の武漢市が封鎖に追い込まれるなど危機的状況にあるからだ。武漢市は揚子江(長江)沿いの内陸部屈指の都市で、昔から交通の要衝の地として知られる地。読売新聞によると、武漢市の人口は東京23区内の人口を上回る約1,100万人。これだけの大規模な都市が「封鎖」されたわけだから、そこに住む人々は経験のない恐怖と不便を強いられているのだろう。
 今朝の朝刊は中国当局が海外への団体旅行を27日から禁止する決定を下したと報じている。願わくは中国国内での感染拡大に歯止めがかかり、これ以上、世界的に猛威を振るうことがないことを祈るばかりだ。
 それにしても、昨今の新たな疾病の発生は不気味と言うしかない。世界各地での異常気象、自然災害。核兵器の恐怖。聖書が説く世紀末の様相を呈しつつあるのか、と憂鬱になる。

Home > 総合 > brand-new

Search
Feeds

Page Top