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やっと咸豆漿に!

  • 2019-04-10 (Wed) 08:20
  • 総合

20190410-1554852012.jpg 朝目覚めて下界の様子が全く分からないのにも少し慣れた。慣れたが、やはりどうも勝手が悪い。カーテンをさっと引っ張れば明るい日差しが差し込んでくる、そんな気分に浸りたい。今の部屋代に380円上乗せすれば窓のある部屋に移れるのだが、いったん腰を落ち着けるとなかなか動けない性分の私は決めかねている。こういうのを愚か者というのだろう。
 火曜日の朝。壁にかかっているテレビをつける。NHKで天変地異が起きていないことをまず確認。CNNでトランプ氏の愚かさを再確認。そして地元のテレビ局にチャンネルを切り替える。流れてくるのは台湾語だと思うが、私には意味不明。片隅の天気予報を見る。台北は曇り空に晴れマークが少しのぞいている。気温は27―32度らしい。前日も日中は暑かった。日本ならもう真夏と呼べる気候だと感じた次第だ。
 さて張り切ってホテルを後にしようとしていたら、地元のテレビ局が、突然、大リーグの生中継を放送しだした。台湾の人々も大の野球好きらしい。この日のゲームはニューヨークヤンキース対ヒューストンアストロズの好試合。ヤンキースの先発投手は今シーズン好調の滑り出しをしている田中マー君だ。少しだけならテレビで見て行くことができる。台北に勉強に来ていて大リーグのゲームに引きずられるなんて! こういう往生際の悪いのも愚か者と言うのだろう。
20190410-1554851956.jpg 中国語を学んでいる大学までホテルから歩いて10分程度。途中で朝飯を食べる食堂に立ち寄る。この食堂には塩っぱい咸(シエン)豆漿(豆乳)がある。卵焼きと一緒に注文して60元(約230円)。地元の人たちの食べ方を見てみるとこの他にも一つ二つ追加している人が多いようだ。私も追加であれこれ注文したいのだが、どうも勝手が分からず、つい尻込みしてしまう。
 二日目の授業では引き続き発音練習と筆順の確認。発音はやはり巻き舌音がやっかいだ。声調(tone)も油断をするとついおざなりになってしまう。ある程度の緊張感をもって発声しないと老師(先生)から必ず駄目だしを食らうことになる。老师は筆順の大切さも力説した。ただし私は筆順は適当でいいのではないかと思っている。それはこのブログでも最近アップしたが、『漢字再入門』(阿辻哲次著・中公新書)という好著を読んだことに感化されたからでもある。著者の阿辻氏は一般的に正しいとされている筆順にあまり拘泥する必要はないと説いていた。しかし、私たちのクラスの老師は漢字を常に正しい筆順に従って書くように訴えた。彼女の説明を聞いていて、私が普段書きとばしている漢字の筆順がいかに間違っているかを再認識させられた。これはこれで勉強になった。
 授業を終えて学内に残っていたら、前日に立ち話をした別の老師を見つけたので挨拶した。彼女は日本語ができるので心強い。名刺を渡しておいたら、私のブログを早速のぞいてくれたみたいだった。とてもありがたく感じた。私の中国語に関する記述でヘンテコなところがあれば遠慮なく指摘してくださいとお願いした。
 授業の休み時間にスマホでヤンキースの試合をチェック。マー君が6回を投げ終えた時点でヤンキースが3対1で勝っていたため、マー君の2勝目を期待していたら、最後にはまたしても逆転負けを喫していた。ヤンキースにも愚か者がいるようだ。

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