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中国語もチョアヨ!

  • 2016-02-10 (Wed) 14:29
  • 総合

 ケーブルテレビの多チャンネルを走らせていて、とあるチャンネルでふと手がとまった。それまでは一度も見たことのない局だった。クリックしてみた。中国語が聞こえてきた。どうも中国の放送局のようだ。「春節」という漢字が見え、なにやらおめでたいときを祝っている特番のよう。歌あり、マジックあり、コントありといったバラエティーショーだった。日本で言えば紅白歌合戦のような特番らしいということが分かった。そう言えば、中国が旧正月の春節を迎え、福岡市は中国からの爆買いの観光客が押し寄せているとのニュースに接したばかり。中国の人々はお正月にはこんな番組を見ているのか。
 改めて画面の上部を見ると、「CCTV」という文字が見える。「中国中央電視台」。中国の国営放送だ。ケーブルテレビを見るようになって3年以上になるが、このときまでCCTVが入っているとは知らなかった。ここ数日暇があれば、CCTVにチャンネルを合わせている。これまでは中国語には特段の親近感を抱いていなかった。それが変わった。意味はもちろん皆目分からない。中国語と思われる漢字の字幕も全く意味不明。それでも、少し温かみを感じるようになった。私は今独学に励んでいる韓国語の次には中国語を独学しようと夢想している。それがいつのことになるか分からない。来年か再来年、あるいはもっと遅くなるかもしれない。それまでは時にCCTVで中国語の生の音声に触れることに決めた。「瓢箪から駒」(It was only a joke, but it has come true.)ともいうではないか。
                          ◇
20160211-1455158857.jpg 米国の恩師から、メールが届いた。彼は米国のメディアで日本に関する記事とか興味深い報道があるとこちらの注意を「喚起」してくれているが、今回のも面白かった。米国の公共ラジオ放送「NPR」の報道で、韓国の海の幸を紹介した記事だった。見出しが振るっている。“Hold your nose and take a bite: The odd appeal of a South Korean fish dish” とある。「食べる前に息をとめる」必要があるのか。写真を見る限り、そう食欲はそそられない。
 韓国・全羅南道の木浦の名物として知られるエイ(skate)の刺身。홍어회ホンオフェ。英語表記だと hongeo とも。記事によると、エイは独特の尿排泄をする魚で、それが結果的にアンモニア臭に満ちた発酵食品になる。これが木浦の特産品となった背景には日本も関係しており、14世紀に日本の海賊から内陸に逃れていた漁民が他の魚が腐敗する中、発酵したエイだけが食され得ることに気づいたのがきっかけとなったとか。
 韓国人でも敬遠したくなる臭気に関し、次のような記述があった。Most South Koreans shake their head at eating hongeo. This fermented skate dish has a sharp, pungent aroma—one might describe it as a heady mix of public toilet and wet laundry left untended for days—and a hard-to-swallow texture of chewy flesh and crunchy cartilage. But in Mokpo, it is a beloved meal and a vital part of the local economy.
 公衆トイレの臭気に何日も濡れたままほったらかしにされていた洗濯物の臭いを混ぜたような、鼻をつく、刺激臭とは凄い。それでも食べれば精がつき、木浦周辺では大切な冬の味覚。これが食卓にのっていないと地元の人々はがっかりする食物なのだとか。価格は決して安くはないようだ。出合ってみたいような、遠慮したいような・・・。
 興味がおありの方は次のサイトへどうぞ。
 http://www.npr.org/sections/thesalt/2016/02/08/464713766/hold-your-nose-and-take-a-bite-the-odd-appeal-of-a-south-korean-fish-dish

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