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「愛の雨」

  • 2015-09-13 (Sun) 12:07
  • 総合

 前回に続き、韓国語について・・・。韓国語のドラマを毎日幾つか見ている。あらすじもあまり分からないものが多いが、言葉の勉強には役立つ。それに韓国のドラマには日本のテレビにない面白さがあるような感じだ。
 ドラマを見ていて、「당신」(タンシン 當身)という呼びかけの語が物議を醸す場面があった。私の韓日辞書には「相手を指す第二人称代名詞:貴方」と載っているが、どうもある程度親しくないと使うのは避けた方がいい語のようだ。ネット上には韓国語には年長者に呼びかける「貴方」という語がないという指摘も見かけた。だから、初対面の年長者には誰彼構わず「선생님」(ソンセンニム 先生)と呼んでいればOKとか。こういう辺り、日韓の言語はよく似ていると思う。日本語も「あなた」「おたく」という呼びかけは年長者にはなかなか使えない。従って、「〇〇さん」と名前(名字)に「さん」を付けて呼ぶのが無難だが、相手の名前が分からないと厄介だ。これが英語だ相手が誰であろうと、youの一語で済むのだから、この点では英語は「使い勝手」の良い言語だ。
                  ◇
 「冬のソナタ」は全20回の半分程度に達した。美男美女の恋のもつれを実に上手に描いたドラマだ。ただあまりに筋立てが整い過ぎていて、さすがに飽きがきた。韓国語の学習のために我慢しながら見ているといったところだ。
 正直、他に面白いドラマが目白押しだ。例えば「ラブレイン」。冬ソナは2002年制作だが、こちらは2012年だから最近の作品か。韓国語では사랑비(サランピ)と書く。「愛の雨」という意味だ。この程度の語だったら理解できるし、韓国語のキーボードも何とか打てる。ヒロインを演じるのは日本では「少女時代」で知られるアイドルグループのユナ。私はグループ名ぐらいは聞いたことはあるが、興味もなく、具体的なメンバーも全然知らなかった。参考までに「少女時代」は韓国語では소녀시대(ソニョシデ)、「ユナ」は윤아と書く。ソニョシデは何度も発声していると何となく、少女時代と聞こえなくもない。
 番組説明によると、「『運命の愛』をテーマに1970年から現代を舞台に二世代にわたる壮大な『初恋』をめぐる物語」とある。70年代に大学生だった二人の男女の恋が実らずに破局。30年ぐらい経過したのだろうか。別れ別れになった男の息子が偶然遭遇し、恋に落ちるのが、渡米して消息を絶った女の娘という設定のようだ。ヒロインのユナは最初の数回では口数の少ない純情可憐な乙女を見事にこなし、歳月が流れて再登場する娘役では物おじしない現代的なヤングギャルを演じている。
 私の学生時代も70年代だった。このドラマのような相思相愛の経験は残念ながらないが、日韓の違いがあるとはいえ、懐かしさを感じるシーンが幾つかあった。韓国語が話せるようになったらぜひ訪ねてみたいと思う地もできた。
 そういう次第で私は少女時代のユナ嬢のファンになってしまった。ネットで調べるとまだ25歳の若さだ。彼女が歌番組で少女時代の一員として歌い、踊っているのも目にしたが、「ラブレイン」の最初の数回で演じた大学生の姿とは印象が全く異なる。歌手としての実力のほどは分からないが、女優として大成する素地ありと見た。

Comments:4

板東美貴子 2015-09-14 (Mon) 10:23

那須さん、こんにちは。徳島の板東です。以前、冬のソナタのロケ地である、教会や街並みを訪れましたが、狭い空間や坂道を非常にうまく撮影していたのだなという印象でした。
那須さんにおすすめはホテリアです。
是非一度ご覧ください。

nasu 2015-09-14 (Mon) 12:07

板東さん こんにちは。涼しい季節になりましたね。私は秋が一番好きな季節です。秋は韓国語で가을。カウルと読みます。「人恋うる」秋ですね。一年中秋だったらいいのに。ホテリアですか。ネットで見ると、ペヨンジュンのドラマですね。彼には何の興味もありません。ブログに書いた通り、ユナ嬢がチョアヨです!ありがとうございます。

黒木留実 2015-09-16 (Wed) 13:28

那須さん、おつかれさまです。黒木です。
韓国エンタメにハマった方がまた一人、こんな近くにいた!ということで、久しぶりにコメントさせていただきました。

少女時代ユナですか...確かにきれいでかわいい!ユナといえば、国民の弟と呼ばれる(こういういい方が韓国、好きですよね)俳優のイ・スンギと熱愛発覚して話題になりましたが、最近破局しました...。どうでもいい話題ですか...。

私は2009年の가을に『花より男子』というドラマで一人のアイドルに堕ち、そこからはまりにはまって、コンサートで東へ西へ...です。今入隊中なので、寂しい21カ月を送っているところですが...。
このドラマの主人公の親友の名前がカウルでした。日本でいうところの「秋子」みたいなもんでしょうか。このドラマでカウルを覚えました。

「好き」って強いですよね。
那須さんと韓国エンタメのことをお話しできるのを楽しみにしています。
「かんかんKOREA」でも書いてますので、よかったらお立寄りください。

nasu 2015-09-16 (Wed) 13:56

黒木さん そうですか。もう6年の韓流ベテランですね。冬ソナは惰性で見てますが、ラブレインははまっています。救いは月火の深夜の(再)放送なので、大学の授業が始まっても問題なく見れることです。最初の数回のユナ嬢と最近の回の変貌ぶり。私はどちらもOKですが!「かんかんKOREA」のブログは初めて知りました。面白そうですね。私が将来韓国をさるく時にとても役立ちそうな情報満載という印象を受けました。今度オフィスに伺った際はハングゴで語り合いましょう。カムサハムニダ&アンニョンハセヨ!

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