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독서(読書)の秋

  • 2022-10-14 (Fri) 16:17
  • 総合

20221014-1665731760.jpg 新しい仕事に着手したことでこれまで4年近く続けてきた公民館の中国語教室の受講を停止することにした。中国語教室の開始時間に間に合わなくなったためだ。もう一つの韓国語教室の方は開始時刻が夕刻の遅い時間のため、引き続き受講することが可能。韓国語教室は今年2月から通い始めたばかりであり、少なくとも1、2年は続けてみたいと考えている。それで力がつくとは思えないが・・・。
 韓国語の独学を続けていて感じることは、中国語でもそうだが、やはりある程度の語彙力がないといかんともしがたいという厳しい現実。私は韓国語も中国語も学力検定試験のようなものを受けたことがないが、そういうことを考えるほどの力を有していないことは分かっている。そういう気になりたいものだと願う。
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 その韓国語で昔も今も悩まされているのが「オ」と「ウ」という母音にそれぞれ存在する二つの音。「オ」について言えば、口を大きく開けて発声する「オ」(ㅓ)、口をすぼめて発声する「オ」(ㅗ)の区別が難解。後者は日本語のオに近い音か。日本(일본)を意味する「イルボン」の「ボ」の音はこの「オ」。発音が酷似した一番(일번)の「イルボン」の「ボ」の音は前者だ。しかし、ラジオから流れる韓国語の語彙を聴いていて、咄嗟にこの「オ」を聞き分けるのは悲しいかな私には今も至難の業。
 先日は「トクソ」という音声がラジオから聞こえてきた。私はすぐに「読書」を意味する語かなと推測した。推測の通りだった。ただし、「ト」と「ソ」がどちらの「オ」の音なのかは甚だ心許ない。辞書を引いてスペリングが「독서」であることを確認した。「ト」は口をすぼめる「オ」であり、「ソ」は口を大きく開ける「オ」の音だ。予想通りだっただけでも嬉しく感じた。小人を喜ばすのは簡単なことだ。
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 朝のNHKラジオの英会話番組を聴いていて、次の表現に出くわした。(携帯電話の)電波がありません」といった趣旨の表現だった。はて、何と言うのだろうと興味を持ってネイティブ話者の説明を待った。流れてきた言葉は “I have no reception.” というものだった。なるほど、そういう表現があるのか。“reception” という語を辞書でひくと①受け入れること、接待②宴会、レセプション③(電波などの)受診状態という意味が出てくる。①と②は普段からよく使うかと思う。特にレセプションはもはや大和言葉にする必要を感じないのではないかとさえ思う。
 ③は指摘されればああそうなんだと納得はするが、あまり頭に浮かばない意味合いだろう。私にはそうだ。山間僻地やビルの地下室などでテレビやラジオなどの受信状況が悪ければ、昔から “The reception isn’t very good here.” などと言っていたのだろう。猫も杓子もスマホの昨今、普段から電波の受信状況の良し悪しを意識せざるを得ず、“I have no reception.” と嘆く光景が珍しくなくなった時代には③の使用頻度が増えるのかもしれない。スマホのスクリーンに立つアンテナのことを bar と呼ぶことも知った。アンテナのような縦棒は bar と呼ぶには相応しくないような気がするのは私だけだろうか。

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