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円安の余禄

  • 2022-06-15 (Wed) 08:35
  • 総合

20220615-1655249694.jpg 大リーグ。大谷翔平君が属するロサンゼルスエンゼルス。大谷君は相変わらず二刀流の活躍を続けているが、いかんせん、投手力、守備力がお寒い状況。打撃力もニューヨークヤンキースやヒューストンアストロズなどとは比べるべくもない。これでは今秋のプレーオフ進出は覚束ない。たとえワイルドカード争いにしがみつくことができてもそれ以上は到底無理だろう。そう思うと、真剣に応援する気が失せてしまう。これからはほどほどに付き合っていこう。残念だが・・・。
 鳴り物入りで海を渡った鈴木誠也選手、筒香嘉智選手もすっかり鳴りをひそめている。どうもポジションプレーヤー(position player:野手)は大リーグでは苦しむようだ。翔平君は例外中の例外なのだろうか。まあ、大リーグの動向にあまり関心を払う必要がなくなればそれはそれで私には「利点」もある。朝夜とベースボール、野球に振り回される時間がそれだけ軽減される。
                  ◇
 かつてない円安が続いている。13日の夕刊を見ると、同日の東京外国為替市場で円相場は一時2002年2月以来約20年4か月ぶりとなる1ドル135円台まで下落したと報じている。1ドルはこれまで何となく100円~110円と認識していたのでなるほど円安だ。
 それでふと思いついた。引き出しの中に100ドル札2枚が眠っているのだが、今こそ日本円に両替しておいた方がいいのではと。この200ドルは昔、ナイロビ時代の年下の友人K子ちゃんに東京で再会した折に貰ったもの。なぜそういう経緯になったのかよく覚えていないが、おそらく私が会社を辞めてアフリカ再訪の旅に出る直前の会食時に頂いたものかもしれない。「もろもろお気をつけて・・無事に帰ってきてね!」というメモ書きも添えられている。私は有り難く、かつもったいなくて、ずっと手をつけずに引き出しの中にしまっていた。
 いつかまたおそらく東京で再会した折にお礼をかねて何かを買い求め、また一緒に飲食する時に活用させてもらうおうと考えていた。そこに連日の円安のニュース。私のような経済に疎い小市民にもこの機に乗じて両替しておいた方が得策ではないかという思いが募った。それで天神にある両替店に足を運んだ。ドルから円への両替のレートは1ドル=132円だった。200ドルが26,400円となった。私の頭の中では何となく200ドル=20,000円というイメージがあったため、凄く得をした気分だ。
 コロナ禍の心配がなくなったら、上京しよう。その時にK子ちゃんに手渡す福岡土産と会食の予算に役立てよう!
 あ、もう一つ付記しておこう。両替店で100ドル札2枚を手渡した時、機械で真贋(?)をチェックしていた係の人が「すみません、実は・・」とこちらを振り向いた。直後に「あ、今度は大丈夫だったみたい」ともう一人が言った。後で知ったことだが、ドル札が破損していたり、擦り切れた部分があったり、落書きがあったりすると、両替できないのだとか。後生大事に保管していても年月が経過すると思わぬ傷みがあったりするのではないか。どこに「落とし穴」が潜んでいるやもしれぬ。今回はほっと胸をなで下ろした。

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