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“otherworldly” とは!

  • 2023-11-18 (Sat) 13:52
  • 総合

 久しぶりに大リーグの大谷翔平君のことを書きたい。彼が今年のアメリカンリーグのMVP(最優秀選手)に選出されたというニュースが飛び込んできた。大リーグの公式ホームページではずっと翔平君の受賞の予測記事が流れており、驚きはなかったが、それでも満票、それも二度目の満票は史上初の出来事だと知ると、感嘆せざるを得ない。上記ホームページでは彼が投打に渡る二刀流選手として「この世のものとは思えない(otherworldly)活躍をした」と称えていた。“otherworldly” とは凄い表現だ。
 まだ29歳の若さ。これから円熟の30代を迎える翔平君が来年はどういうプレーを見せてくれるか楽しみだ。投げる方は右腕負傷部位の回復を待ち封印される可能性大だが、打つ方では彼にしか打てない快打を放ってくれることだろう。問題は来シーズンに所属する球団だ。西海岸のロサンゼルスエンゼルスに引き続き留まることを期待したい気持ちもあるが、大リーグの本場はやはりニューヨークやボストンの東海岸か。どこに行くにせよ、彼が2024年を再び健康体で迎え、胸がすくようなホームランをばんばん放って欲しい。
                 ◇
 野球から大相撲へ。私は子供の頃から大相撲をテレビで見るのを楽しみにしてきた。私の世代は文字通り「大鵬・柏戸」世代だ。私は両横綱が千秋楽で優勝をかけて激突するとハラハラドキドキで座して見ておられず、テレビのある部屋から離れて、勝負が決着した後、結果を母親に恐る恐る尋ねていたものだ。柏戸が勝つと手を叩いて喜んでいた。高校時代には贔屓の力士が慌てふためいて自分より力量の劣る力士に負けるのを見るのが耐えられず、本気でその贔屓の力士のところに激励の手紙を書こうと思案したことを覚えてもいる。それほど大相撲が好きだった。
 そして今現在の九州場所。残念ながら、テレビで大相撲を見ることはない。見たくない。理由は簡単。見る気になれないのだ。まずはただ一人の横綱、照ノ富士。今場所も休場とあいなった。けがや病気で序二段まで陥落して這い上がってきたモンゴル出身の照ノ富士には敬意をもって応援してきた。故障を抱えているのは分かるが、これほど休場が相次ぐとさすがに・・・。続いて横綱に続く3人の大関陣。どう見ても小結・関脇ぐらいにしか見えない。特に3人目の大関となったばかりの豊昇龍は頂けない。相手力士に睨みを効かせることで優位に立とうとする劣悪な意図が丸見え。今場所、私は実際に取り組みをみていないが、立ち合いで相手をじらすかのように非常識なほど手を下ろさなかったとか。大関としてあるまじき行為だ。こうした力士が跋扈するようでは大相撲も終わりだ。
 もう一つ大相撲に見切りをつけたくなった理由がある。大相撲の解説者としてお茶の間に人気の北の富士親方がこのところ体調不良からか解説をずっと休んでいるからだ。私は親方が現役の頃はあまり好きではなく、ライバルの確か玉乃島とかいうしこ名の力士を応援していた。だが、引退され解説者となってからは、北の富士親方の率直な時に本音トークも飛び出す解説が楽しみとなった。今は健康食品のCMによく出ている元小結がメインの解説者となっているようだが、私に言わせれば、北の富士親方の味わい深い語りには遠く及ばない。相撲を見る気になる日が再び来るのだろうかしら?

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