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“Sugoi!”

  • 2022-05-11 (Wed) 12:51
  • 総合

20220511-1652241741.jpg 月曜日。ぽかぽか陽気にも誘われてガスヒーターを片付けた。すぐに冷房が欲しくなるのだろう。とりあえずは扇風機でどれだけしのげるか。その月曜日には、今年初めて玄関のドアを開け、窓との通風を試みた。当分は少なくとも日中はこれで精一杯涼みたい。やがてクーラーのスイッチを入れたくなるのは目に見えてはいるが・・。
 よくのぞく八百屋さんに好物のスイカが並ぶようになった。そしてずっと待っていたゴーヤも姿を見せ始めた。らっきょう酢に漬けて一晩冷蔵庫で寝かせれば滋養豊かなピクルスとなる。私の身体は何と安上がりにできていることか。神様にこれも感謝だ。
                  ◇
 本棚からあふれた本をソファーのそばに放ってある。処分した方がいいのかなと思ったりしている。連休期間中に既読の本を読み返したこともあって、何冊か手にしてみた。その内の一冊に手が止まった。天神の書店の洋書コーナーで購入したのだろうが、全然読んでいなかった。きっと内容が想像していたのと異なっていたので放棄したのだろう。
 “The Men And The Girls” というタイトルの小説で、著者は Joanna Trollope とある。知らないイギリスの作家だ。何でこんな小説など購入したのだろう。私は本を買ったら領収書みたいなものを末尾に挟んでいるが見当たらないので、いつ買ったのか分からない。天神の書店なら東京から福岡に転勤して以後のことだから2006年以降になる。
 それで何となく読み始めた。悪くない。あれ、これ、案外面白いのかもしれないと思い始めた。なぜ読まなかったのだろうか? まだ三分の一程度を読み終えたところでこれから物語がどう展開するのか。男女の愛、年齢、仕事と生きがいなどがテーマのようだ。主要登場人物の一人は61歳になる教師のJames。25歳も年下のパートナーで思春期の娘のいるKateと暮らし、結婚を望んでいるが、彼女はそれを断固拒絶している。Kateがミスを犯したJames に向かって罵る場面がある。“You stupid old man.”と。彼女は後になってoldと罵ったことを悔いる。さらにJames の年齢について考えるシーンがある。“Sixty-one isn’t old. Sixty-one’s nothing. It’s very wrong of me to think of James as old.”
 今年68歳となり、さてこれからどういうことがまだできるだろうかと思案している身としては、さすがに考えさせられたくだりだった・・・。
                  ◇
 ウクライナ情勢が気にかかる一方、米大リーグの大谷翔平君の一挙手一投足もしっかりフォローしている。仕事と重なったため生で見ることはできなかったが、火曜日(日本時間)の活躍は見事だった。初めての満塁ホームランを含む2本の本塁打をかっ飛ばした。木曜日(日本時間)には4勝目を目指しホームグラウンドのマウンドに立つ。ここでも再度好投を見せるようだとショーヘイフィーバーはいよいよボルテージが上がるだろう。
 そう言えばパソコンで見た大リーグのダイジェストビデオでは翔平君の満塁ホームランを実況していた現地のアナウンサーが一言 “Sugoi!” と叫んでいた。翔平君がこれからも活躍を続ければ、“sugoi” (凄い)という語がやがて英語(米語)の新語として仲間入りする日が来るかもしれない。

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