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茫然自失(マンランズーシー)

  • 2021-06-16 (Wed) 17:59
  • 総合

 ICレコーダーは軽くて使い勝手も悪くなく、購入して良かったと思っている。ただ一つ、どうしても解せないことがあった。録音したものを再生していて、少し巻き戻して聞きたいと思って巻き戻そうとすると、最初に戻ってしまうのだ。
 取扱説明書を読んでも分からない。相談窓口のフリーダイヤルに電話をかけると、ラインメールで問い合わせできるとテープが回る。半信半疑でラインメールで問い合わせてみると、なるほど参考になりそうなサイトを伝えてくれた。そのサイトをクリックしてみて与えられた情報を吟味して分かった。「イージーサーチ」という機能をオンにすると3秒間隔で巻き戻して聞き返すことができることが。疑問点はこれで氷解した!
 商品の相談窓口のフリーダイヤルは何度も同じテープを聞かされ、らちがあかずに不快感だけ募ることが多いが、今回は役に立った。さすがソニー。ご機嫌な気分!
                  ◇
 中国語の拼音(ピンイン)に悩まされ続けている。音声の方は何とか覚えていたりするが、上がり下がりの声調が実に厄介だ。「警告」(jǐnggào)と「敬告」(jìnggào)の声調をすっかり忘れてしまっていた。声調はとにかく理屈抜きに覚えるしかないようだ。
 「山を登る」を意味する「爬山」の「爬」はpá と右上がりにパと発音するので覚えやすい。登ろうとすればやはり右上がりだろう。しかし、「跳ぶ」意の「跳」はtiàoと右下がりの発音だ。感覚的には上に跳ぶのではなく下に跳ぶのか? 「サッカーをする」は「踢足球」。ボールを蹴る意の「踢」の拼音は tī で上がり下がりのない平らな音だ。普通サッカーボールを蹴る時は上に向けて蹴るので tí だったら素直に理解できるのになあなどと私は思ってしまう。
 茫然自失。過去において何度もそうなったのかもしれないが、忘れたいことはあまり記憶には残らないようだ。それはそれとしてこの4文字熟語も歯切れがよい。本家本元の中国語でも「茫然自失」(mángrán zìshī )と表現するようだ。発音はだいぶ異なる。ピンイン表記を乱暴にカタカナ書きにすると「マンランズーシー」。韓国語では「망연자실」で発音は「マンヨンチャシル」。中韓は似ているようでもあるし、似て非なるようでもある。茫然自失という語を耳にして、中韓の同義語がすっと頭に浮かぶようになればしめたものなのだろう。当分は無理な話だが・・・。
                  ◇
 小倉の英語教室の帰り。久しぶりにサウナに行きたい思いに駆られた。サウナ大好き人間の私は現役時代にはしょっちゅう利用していた。折尾駅に着いた時、昔近くの駅で下車してサウナ銭湯に行ったことがあるのを思い出した。陣原駅?
 陣原駅まで逆戻りして探すと、あった。東京から福岡に転勤した直後の頃だから10数年ぶりだ。あの頃と同じ清潔感のある気持ちのいいサウナだった。コロナ禍もあってか客は少なかった。ゆっくり汗を流し、爽快な気分になった。今日は平日(水曜)だが、例外的に一杯やることにしよう。何だか最近は特例が増えているような気がしないでもない。よく考えるとこの金曜日がコロナの初回のワクチン接種を受ける日だ。さすがにその日は飲酒を控えるかもしれない。よし前倒しで飲むことにしよう! 嗚呼、安易な妥協だこと!

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