June 2008
アガサ・クリスティーの純文学②
- 2008-06-25 (Wed)
- 21世紀アガサ・クリスティー
この頃、クリスティーのノン・ミステリー(メアリ・ウェストマコット名義で書いたミステリー以外の作品)ばかりを読んでいました。
クリスティーは膨大な作品を書きのこしているのですが、その中の六作品、比較的長い大作も二編ほどあります(『愛の旋律』・『未完の肖像』)。
こちらが意識してしまうので、そう読んでしまうのかもしれませんが、どうもミステリーを読んでいるときのような味わいをもってしまいました。『暗い抱擁』・『愛の重さ』などは、どんでん返しもありミステリーとして通用するような気もします。
クリスティーは、いろんなところに謎を仕掛ける作者です。このノン・ミステリーの作品群は、まだまだ研究の対象になりそうです。
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マープルの最高傑作
- 2008-06-11 (Wed)
- 21世紀アガサ・クリスティー
アガサ・クリスティーのミス・マープルものの中では『予告殺人』が、もっとも誉れの高い作品だと評価されています。
ある村の新聞に殺人予告の記事が載るという設定もさることながら、実はこの作品、ミス・リードを誘うダミーが、もうひとつ配置されています。その配置のさり気なさが憎いところです。
TVドラマ版は二種類あり、一方は2時間30分、もう一方は1時間30分の長さ。同じストーリーなのに、この長さの違いは何なのか。これまた、ひとつのミステリーです。
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