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23:20
2006-06-21
『ひとつの町のかたち』遠藤めぐみ
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侃侃房の新刊、『ひとつの町のかたち』をよみました。80年代の東京都文京区春日を舞台にした、架空の喫茶店「珈琲たかはし」でバイトをするおれの視点で話は綴られていきます。マスターはいつもおいしい珈琲をいれ、カレーをつくります。その喫茶店に足を運ぶ人たちとの日々があり、それはどこの喫茶店でもあったであろう風景なのかもしれません。すっきりとした文章でなかなかおもしろかったです。それに、この帯文がなかなかいいんだ。
あたらしい地下鉄、
あたらしい駅、
あたらしい住民。
時代が
なだれのように
押しよせて、
古いものを
壊していった。
今日も
コーヒーと
カレーを
食べにいく。
Pinoko
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