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2010-12-15

『東京藝術大学アートリエゾンセンター』
http://www.geidai.ac.jp/labs/alc/index.html
で、『千住で聴く世界の音楽』の第1回目となる『南米の音楽 ウルグアイのカンドンベとチリの歌』が行われました。

8月に南米3カ国(アルゼンチン、ウルグアイ、チリ)で、
ラテンアメリカの音楽をこよなく愛す注目の若手歌手:松田美緒
実力派パーカッショニスト:ヤヒロトモヒロ
ウルグアイの巨匠ピアニスト:ウーゴ・ファトルーソ
のトリオによる公演を実施した『国際交流基金』
http://www.jpf.go.jp/j/index.html
が、帰国公演を行った後に藝術大学で行われたイベントです。

今回の出演者は、

ウルグアイ・モンテビデオ生まれのアコーディオン&ピアノ奏者で歌手の『ウーゴ・ファトルーソ』

ウーゴ・ファトルーソの指揮のもと活動する,ウルグアイのアフリカ系音楽カンドンベのエッセンスである大中小3種の太鼓の名手ユニット『レイ・タンボール』

チリ・サンティアゴ生まれの歌手・作曲家『フランチェスカ・アンカローラ』
そして、ゲストの『松田美緒』でした。

2010 年~ 2011 年に建国200 周年を迎える南米のチリとウルグアイには、その歴史を映し出すような音楽が存在するとのこと。
それがチリのフォルクローレ(Folkrore)とヌエヴァ・カンシオン(Nueva Cancion)、そして、ウルグアイのカンドンベ(Candombe)です。
カンドンベとは、奴隷としてウルグアイに連れてこられたアフリカ系住民が創り出し、国に禁じられながらもずっと続けられてきた音楽。3 種類の大きさの異なる太鼓(tambor:タンボール)によって重層的に奏でられるリズムパターンが基調となり、そこに歌などが加わります。

左から、タンボール・ピアノ(tambor piano)低音で即興演奏
タンボール・チコ(tambor chico)高音でリズムをキープ
タンボール・レピーケ(tambor repique)中音で即興演奏

チリを代表する国民的歌手、フランチェスカ・アンカローラは、民衆の間で歌われてきたフォルクローレと、フォルクローレを現在の文脈で歌いなおすヌエヴァ・カンシオンと、オリジナル曲の演奏を行ってくれました。
ラストは、ゲスト歌手松田美緒も加わり、国を超えたアーティストたちによる共演となりました。

タンボールtamborとは、太鼓。
2009年、リオのカーにバルでも『Salgueiro』というチームが『太鼓』をテーマにパレードを行い、みごと優勝!
パレードでは、世界の太鼓をテーマに日本の太鼓も表現されていました。
そういえば、よく考えると、太鼓は万国共通ですよね。
アフリカ系の太鼓のあのリズムは、やはりその血が流れていないと刻めませんが、観客の方々も頑張って体をゆすっていました。けど、微動だしない日本人の観客にレイ・タンボールは、少々驚いたかもしれません(^^;

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