『眼と雨と朝の傘』
小野原教子
ISBN978-4-86385-719-3 C0092
四六判、上製、144ページ
定価:2,800円+税
装画 合田ノブヨ
装釘 戸田勝久
いのちの旅、仄明るく儚く。
わたしとあなたを輪郭づける 布とことばと音
前作の詩集『刺繍の呼吸』(深夜叢書社、2009 年)から17年。
醗酵した言葉の粒子、4冊目の詩集としてここに生成する。
いまだわたしは、未来と肯定を思い描かない詩人かもしれない。けれども、わたしと共に在る、全ての生きとし生けるものへの賛美を、現在形で、深呼吸するその瞬間を、書きとめたい。ここに確かに生かされている存在の重みと実感とともに。(「あとがき」より)
誦むことは叶うことあなたの頭に雨を降らせるかったるいくらい水はほどけるのに啜ってみるとものすごく苦い。漏れ。(「花と花の間」)
2026年4月中旬発売
【著者プロフィール】
小野原教子(おのはら・のりこ)
大阪市生れ、神戸市在住。既刊詩集に『表面張力』(思潮社、2000年)、『耳から菫』(highmoonoon、2003 年)、『刺繍の呼吸』(深夜叢書社、2009 年)、限定少部数の詩集に「日傘とダーツ」(2004 年)「香るから」(2004 年)「刺繍の呼吸」(2007 年)「海よ」(2013 年)(全て黄昏書局刊、戸田勝久装釘・特装本肉筆画入)がある。詩誌『楽市』(大阪1991 −2009 年)、『gui 』(東京1992 − 2016 年)同人。古書プロジェクト百窓文庫を2006 年より、実験花壇百庭を2022 年より主宰。ファッション研究の単著に『闘う衣服』(水声社、2011 年)と『人を着るということMind ThatClothes the Body』(晃洋書房、2020 年)がある。
