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バイクの免許

  • 2013-08-12 (Mon) 13:42
  • 総合

 今夏は中型二輪の免許を取ることにした。先週末、近くの自動車教習所で入校式を済ませた。普通自動車免許で乗れるのは50CCの原付だけであり、原付バイクは高速道路を走ることはできない。中型二輪の免許を取り、250CCぐらいのバイクに乗りたいと思っている。これなら、時に福岡から宮崎の田舎に九州自動車道を疾走することも可能だ。非常勤講師をしている大学への通勤にも利用できる。
 まだ、初回の教習を受けたばかりだから、何とも言えないが、教習でまたがるのは450CCのバイク。こかすと起こすのが大変だ。実際、初回の教習でまたがろうとしてバランスを崩し、バイクもろとも倒れてしまった。格好悪いこと、この上ない失態だ。幸い、一緒に教習を受けたのは私より少し年下かと思われる中年男性が一人だけ。あまり赤面することもなかった。
 バイクの簡単な説明を受けた後、初回から低速で走ることを求められた。バイクに乗るのは何十年ぶりのことか。もっとも、私が学生時代に乗っていたのは小さな原付バイクだった(この時もたまにこけた)。教習のバイクはマニュアル車だから、スムーズなギアチェンジも一苦労。周回コースを走っているうちに昔の勘みたいなものは戻ってきたが、はてさて定められた17時間の教習時間で「独り立ち」できることやらおぼつかない。
 「いい年をして今更バイクなんて!」という周囲の声が聞こえないでもない。だが、実際、バイクがあれば、行動半径がぐっと広がる。振り返れば、過去3年行ってきた海外の取材の旅だって、アフリカはともかく、アメリカやイギリスだったら中型二輪で快適な道行ができたのではないかと思っている。列車やバスの公共交通機関を利用しての旅は楽と言えば楽だったが、小回りが利かず、不便なことも多々あった。遅ればせながら、バイクのきちんとした免許を取り、これからの人生に弾みを付けたい。(と本人はほどなく中古のバイクを購入することを念頭に置いている)
 バイクが欲しいのは福岡から宮崎の田舎まで九州自動車を利用すれば、戻るのが便利なことも理由の一つだ。人吉インターで下りれば、熊本県境の山道を通って、私の実家がある村まで一っ走りだ。といっても、くねった山間部の道を走るので、簡単な一っ走りではないが、高速バスを利用した時には余儀なくされる最終地点の宮崎市まで行く遠回りは避けられる。これまでも何回か、高速バスを人吉インターで下りて、レンタカーを借りて、田舎まで帰ったことがある。
 バイクを入手することによって、田舎にしばしば戻ることも可能になるではと期待している。田舎の幼馴染と会うことや、長姉夫婦の農作業も少しは手伝うことも。他に期することもあるのだが、実行できるかどうか自信がないので、ここに記すのは控えておこう。
 余談だが、数年前にレンタカーを借りた時、停車して車のキーが抜けず、レンタカー会社に困って電話したところ、「(キーは)今パーキングに入ってますか?」と問われ、「(今停車しているところは)駐車場ではありませんが、スペースはあるから問題ありません」としばし頓珍漢な問答をしたことがある。自分のバイクならそういう事態はあり得ないだろうかと思う。

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