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It's very hot every day.

  • 2018-07-24 (Tue) 12:24
  • 総合

 暑い!毎日暑い!くそあちぃと書きたいところだが、さすがに憚られる。でも、書いてしまった。米CNNでも連日、日本の猛暑を報じている。よく読むと、この暑さ、当然のことながら、日本だけのことではないようだ。“This global heat wave is the climate change we were warned about”(この地球規模の熱波は我々が警告されてきていた気候変動だ)という見出しが躍っている。
 上記の気候変動(climate change)は地球温暖化(global warming)と同義語。気候の専門家が指摘するように、今夏の日本の熱波は地球温暖化がすでにして人類の生活を脅かしている証左であるのだろうか。だとしたら怖い!先の記録的豪雨(record rainfall)も温暖化がもたらしたものかもしれない。いつだかの夏に田舎に帰省していた時にスコールのような豪雨を見て、日本が南太平洋の島国のように熱帯化しているのではとふと思ったことがある。そうでないことを願うばかりだ。
                  ◇
 暑さにもめげずにこつこつと続けている中国語の学習。最近出くわした語で嬉しかったのは「游子」という語だ。日本語ではどうやら「遊子」と書くようだ。中日辞典には「游子」の意味として「旅人」「他郷にある者」と載っている。昔国語の授業で島崎藤村の詩中に出てきた一節を思い出す。————小諸なる古城のほとり 雲白く遊子悲しむ————。「遊子」が旅人を意味するのだろうといったことは覚えているが、なぜ、こういう漢字を当てるのかまでは思いも至らなかった。「游子」という表現を知って合点がいった。「游」とは中国語では「泳ぐ」「ぶらぶらする」という原意があることを知った。
 私が昔からこうした「旅人」的な詩句にひかれるのは、ひとところに落ち着くことなく、流浪の人生を送るのが定めと分かっていたからだろうか、などとナルシスト的心境に陥ってみたくなるこの頃だ。神様の思し召しなら致し方ないか。
                  ◇
 非常勤講師で英語を教えていて、ありがたいと思うのは、新しい語彙が増えたり、見過ごしていた誤りに気づいたりすることだ。最近の一例を挙げると——。
 授業で参考にしていたTOEICの問題集に、次の文章があった。He decided to study English at least one hour everyday so that he could get a higher score on the TOEIC. 私は何となく違和感を覚えた。everyday という語。確か「毎日」を意味する時には、every dayと分かち書きするのではなかったか。辞書で調べてみて、違和感は正しかったことを確認した。everyday と書けば、「日々の」「ありふれた」という派生的な意味合いとなる。This is my everyday clothes.(これは私の普段着です)という具合。
 ひょっとして、今ではあまり区別することなく、二つの表現を使っているのではないかと危惧して、大学で英語を教える英字新聞時代のかつての同僚(アメリカ人)にもメールで尋ねてみた。杞憂だった。彼は日本人がよく間違えるミスだと指摘して次のようにメールを締め括っていた。
 “This is a common mistake I see almost every day!”

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