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久しぶりの健康診断

  • 2014-08-12 (Tue) 15:16
  • 総合

 久しぶりに健康診断を受けた。以前から受けなくてはいけないかなとは思っていた。会社を早期退社したのが2010年春。もう4年以上も健診を受けていないことになる。幸い、この間、大きな体調不良を感じることはなかった。オリンピックではないが、4年も経てばそろそろと思っていた。
 そうしたら、今年還暦の年を迎えたこともあり、住んでいる福岡市から健診の案内が舞い込んできた。「渡りに船」だ。(参考までに「渡りに船」を和英辞書で引くと、timely や lifesaver という訳例が出ていた。健診で重大な疾病が早期発見され、九死に一生を得るような事態に至れば、lifesaver はまさに適訳と言えようか!)
 健診前夜、さすがにいつもの焼酎は控えようかと思っていたが、この日も暑かった。夕刻になると、さすがにオンザロックで喉元を潤したくなる。ええい、普段の健康状態を見るのが健診の目的だろう。前夜だけおとなしくしていても、意味がないことだ、などと勝手に決め込み、普段通りにグラスを傾けた。いや、普段以上に傾けたかもしれない。肴は最近はトマトや冷奴とか健康志向にしているので、それがせめてもの救いか。
 そして迎えた健診の朝。大便は問題なく採取して準備。検尿は朝一番の尿を採取することになっていた。これも問題なく処理したが、慣れないので最後に検尿管からこぼし過ぎた感があった。自宅を出る前に「継ぎ足そう」かと思ったが、説明書きをよく読むと、あくまで朝一番の尿と書いてある。ビールの「一番搾り」ならぬ「一番出し」だ。健診会場の保健所で受付の看護師さんに相談したら、「あ、それだけ入ってれば十分です」と言われ、ほっとした。
 型通りに身長体重の測定。なぜか身長は0.7ミリも伸びていた。これは測定の「加減」だろうか。それでも少し嬉しくなった。低くなるよりはいい。体重は想定通り。血圧は確か、上が120で下が78だった。これだけは昔も今も何の問題もない。
 予想外だったのは腹囲の測定だった。毎日スポーツジムに通い、プールで最低500㍍をクロールやヘタフライなどで泳ぎ、その前後にプール内を歩き、少なくとも1時間は水に浸かるのを日課としている。それでこのところ、少しお腹回りがすっきりしたと感じていた。だが、看護師さんが示した数値は・・・。ここでその数値を書くのは憚れる。現実を認識するのに十分の値だった。
 この日は健康手帳というものも頂いた。「メタボリックシンドローム」の項で腹囲が男は85センチ、女は90センチ以上あることに加え、中性脂肪や血糖、血圧などの数値を加味して該当すれば、メタボと判定されると書いてある。
 「懐かしい味」のバリウムを飲んでカプセルの中で右に左に転がされて検査は終了。検査の結果は来月下旬に面談の上に言い渡されるとか。私は中性脂肪やコレステロール、血糖値は甚だ自信がない。きっと面談時に保健師の方から「メタボですね。これから生活習慣を改めるなど努力してみましょうか」と諌められるのは必至。
 江戸っ子だったら、「めたぼうよ」(当然の話だ)と応じるのだろう、きっと。私はメタボぐらいの「宣告」なら喜んで受ける。

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