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郷里の夜神楽をYouTubeで観れる時代!

  • 2020-11-02 (Mon) 09:38
  • 総合

20201102-1604277519.jpg いよいよ11月に突入した。今年も残りわずか2か月とは! 結局今年は中国・台湾や韓国に一度も旅することもなく終わりそうだ。当初の計画ではこの秋にソウルに住む韓国人の友人Jさん夫妻を福岡に迎え、三人で九州の秋を楽しむことにしていたが、さすがに延期せざるを得なかった。コロナ禍で雲行きが怪しくなった夏過ぎにJさんに今年の再会は見送り、来秋、ぜひ実現させようというメールを送ったところ、「是非、是非」との温かい返信が届いた。来秋までには私のまだ拙い韓国語に磨きをかけ、初対面となるJ夫人とは韓国語で基本的なおしゃべりぐらいはこなせるようになりたいと願う。加油、いやパイティン!
                 ◇
 中国語を学んでいて本当に悩まされるのは声調。音自体は時に日本語の漢字の音を手引きにしながら、大体覚えていても、声調だけはさすがにそういうわけにはいかない。例えば、環境保護という語。中国語の簡体字表記だと「环境保护」。この漢字を正確に覚えるのも難儀だが、音はさらに厄介。カタカナ書きを許してもらえば、「ファンジンバオフー」となるだろう。問題は上げ下げの声調だ。私はなぜか声調は覚えるそばからすぐに忘れてしまう。ピンイン表記だとhuánjìng bǎohù。声調はおおよそ ↗↘⤴↘ という感じ。(この上がり下がりの矢印はもっといい表記があるのだろうが、私のパソコンではこれが精一杯)。この語は短く「环保」とも表現することが可能で、その場合のピンインはhuánbǎoとなる。
 繰り返しになるが、声調を含めたピンインを正確に記憶するのは今の私には至難の業。年のせいにしたくはないが、やはり、加齢とともに記憶力は衰えているのだろうか。十代、二十代だったら、どうだっただろうと思わないでもないが、いまさらそんなことを考えても詮無きこと。60代には60代の覚え方があるのだろう。そう思いたい!
 この悩ましき声調がただ一つだけの語であれば、ほぼ確実に、いや確実にと言うのは言い過ぎかもしれないが、比較的覚えやすい。例えば「第二次世界大戦」という語。簡体字表記では「第二次世界大战」。ピンイン表記だとDì'èrcì Shìjiè Dàzhànであり、すべての声調が下がり調子の第四声であり、これなら私のような者にも大変記憶しやすい。中国語がこういう声調が同じ語ばかりならいいのにと思う! 
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 この項を打っている日曜日の午後、首都圏に住む郷里の幼馴染みの先輩からラインメールが届いた。郷里の最新の「銀鏡神楽」がYouTubeで見れますよと。「神楽フェスティバル2020」というイベントが宮崎県内で開催され、銀鏡神楽もその一つとして舞われたようだ。
 スマホは自宅のWi-Fiで好きなだけ見ることができるようになったばかり。この項を打ちながら、懐かしい神楽を楽しんだ。独特の笛太古のお囃子に乗って古式床しく舞う神楽。古里では毎年12月14日の夜から朝にかけ徹夜で舞われる。この時期の山里の夜は冷え込む。ドラム缶で燃える薪で暖を取りながら、神楽を観たことが何度もあるが、年を重ねるごとにその良さが身体に染み入るような感覚に陥る。今年はコロナ禍で無観客での奉納となるが、YouTubeで生中継されるとか。ご興味のあるお方は「神楽フェスティバル2020」のサイトにとんで銀鏡神楽の一端をお楽しみください。

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