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普段の日々に

  • 2019-10-23 (Wed) 11:52
  • 総合

20191023-1571798969.jpg 昨日、一週間のソウルの旅から無事帰国した。福岡まで飛行機で1時間ちょっと。乗ったと思っていたら、もうすぐに着陸態勢に入る。いや、これは少し大げさだが、隣国とはいえ、福岡―宮崎のような近さだ。心理的には今なおまだ近くて遠い国であるのが実感だが。
20191023-1571799011.jpg ソウルを発つ前日にはJさんの案内で韓国のホワイトハウスに当たる青瓦台を望む白岳山(海抜342㍍)に登った。週末はサイクリングを趣味とするJさんはピクニック気分で登れると言っていたが、登山の制限時間が迫っていたこともあり、結構急な階段も急ぎ足で駆け上がったりして、私は汗びっしょりになった。普段やっているスロージョギングよりずっと汗をかいた。それでも緑の中で汗をかくのは爽快で、涼しい風を感じることもあった。登山道には当然のことながら、若い兵士が巡回警備している姿も見かけられた。
20191023-1571799052.jpg ソウル最後の夜はJさんと会食。私が勘定を払うつもりだったが、二軒目の日本居酒屋も含め、彼が全部支払ってくれた。決して安くなかったはずだ。最初のレストランでは本場のマッコリを飲んだ。格別に美味いとは思わなかったが、Jさんによると慣れるとマッコリはこれしか飲めなくなるとか。居酒屋では焼酎に清酒。普通なら凄い二日酔いに見舞われることになるのだが、仁川国際空港に向かう朝は意外と大丈夫だった。
20191023-1571799085.jpg Jさんは今度初めて知ったのだが、中国での記者活動も長く、中国語の達人であることが分かった。中国語の力をつける二三のヒントも教えてくれた。Jさんはまた日本語も学んだ経験があり、日中韓の3か国語の類似点などについて語り合い、大いに盛り上がった。これだけでもソウルに来た甲斐があったと思った。それについてはおいおい、このブログに記しておきたい。
                 ◇
 体調はほぼ回復したかと思っている。熱っぽさもあまり感じない。ただ、下痢だけは昨日も続いていた。アパートに戻って正露丸を飲んだので好転することを期待している。昨日はアパートに戻って、午後3時過ぎか、すぐにベッドで横になった。ソウルのホテルではずっと眠りが浅かったような気もする。気がついたら、外が暗かった。一瞬、あれもう夜が明けたのかと思った。時計を見ると、午後6時過ぎ。2時間ちょっと眠っただけに過ぎないが、熟睡していたのだろう。
 ベッドに潜り込む前にテレビで新天皇の即位宣言の式典をやっているのを見た。祝日になっているのは知らなかった。私の部屋のカレンダーは平日のまま。ふと思った。日本人にはとてもおめでたい、厳粛な気持ちになる日だが、韓国の人々はどう思うのだろうかと。日韓の間に横たわる戦争・侵略の過去、そうした歴史を理解した上で、我々日本人が新天皇や退位された上皇に対して抱く感謝の思いを彼らに理解してもらうのは難しいだろうと。
 さあて、今日からまた普段通りの日々だ。韓国語と中国語の独学も続けていこう。とは思っているのだが、やはり、異国から戻ると、ちょっと気だるい感覚が失せない。もうこれで今年は外国への旅は打ち止めか。いや、台北ぐらいならもう一回は行くことも可能では? でも先立つものが心細くなりつつある。それより地道に学習を続けていくことが大切だ。そもそも、来年からまた新しい仕事を探さなくてはとも思い始めている。

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