Home > 総合 > レクレーションなら

レクレーションなら

  • 2015-12-20 (Sun) 16:24
  • 総合

20151220-1450596247.jpg 今週はクリスマス。米ジョージア州のヒックス夫人から今年もまた、ピーカン(pecan)が届いた。ありがたや。コーヒーを飲みながら、頂く日々となりそうだ。
さて、今年を振り返ると、特段のこともなかったが、無事に新しい年を迎えられそうなのだから、贅沢を言ってはいけない。私が尊敬する「子羊の群れキリスト教会」の牧師、ピーター・島田さんが言われるように、「努力は足し算、感謝は掛け算」だ。だから心の中で口ずさむ。「ありがとうございます。감사합니다.カムサハムニダ Thank you, my Lord.」
                        ◇
 韓国語のドラマをずっと楽しんでいる。仕事をしながら、時に目をやっている程度のものが大半であり、登場人物も粗筋もあまり分からないものが多いが、目的は韓国語の学習。最近また一つ学んだことは家族関係の呼称で、「お兄様」という語が「お姉様」という意味でも使われるということ。韓国語では형님ヒョンニムという。兄が형で様が님。ところが、義姉であっても형님と言っている。どうもおかしいと思っていた。調べてみて分かった。「夫の姉や夫の兄嫁」に対しても형님と呼ぶことを。兄と兄嫁との区別が紛らわしい場合は고모コモという語があるらしい。ふーん。
 もう一つ。これは語の問題ではなく、前にも書いたが、韓国語のドラマでは老若男女、同じ俳優がよく出てくる。名前は知らないが、よくまあ、こんなによく出てくるものだと感心する。それと韓国は整形大国とも言われるらしいが、俳優の中に二重が痛々しいほど目立つ人がいる。私は思わず、目を伏せたくなる。一重の私は一重の人に親しみを持つ。日本の女優で言えば、羽田美智子や木村多江が好きだ。彼女たちは韓国美人にも十分太刀打ちできる。なぜ、韓国の人々は二重に憧れるのか、韓国に旅した際にじっくり彼らの意見を聞いてみたいと思っている。私の誤解かもしれないが。  
                        ◇
 大リーグ(MLB)。シアトルマリナーズの岩隈投手が移籍すると見られていたロサンゼルスドジャースから「身体検査」ではねられ、一転、マリナーズとの再契約に至ったことが報じられた。MLBのホームページを見ると、マリナーズファンからは喜びに満ちた声が飛び交っている。岩隈投手は幸せだ。これだけ古巣のホームチームから期待され、愛されている日本人プレーヤーはそうはいないだろう。いや、いた。川崎選手がいた。
 もう一つ。野球賭博に関与したとして米球界から永久追放処分を受けているピート・ローズ氏(74)のMLBへの処分解除要請が却下されたことも報じられた。イチロー選手がひたひたと迫っている安打数のMLB記録を持っている、安打王(The Hit King)とも称された人物だ。夕刊では彼が記者会見で「決定に失望している。今は合法的なギャンブルを楽しんでいるだけで、ギャンブル依存症ではない」と語ったことが伝えられた。
 私は夕刊の記事の前にMLBのホームページでこのニュースに接していた。それでああこういう表現があるのかという語句に出合っていた。夕刊記事で「合法的なギャンブル」という訳となった語句だ。普通はlegitimate gambling という語句を思い浮かべるが、ローズ氏は別の語句を口にしていた。  (彼が口にした語句は続で) 

 ローズ氏が記者会見で語った言葉は次のようなものだった。“Unlike 30 years ago, when I was out of control with gambling, I’m a recreational gambler now.”(私は賭け事に狂っていた30年前とは違う。今も賭け事をしているが、息抜き程度に楽しんでいるだけだ)
 辞書を引くと、recreational は「気晴らしの」という説明が載っている。recreational gambling は「気晴らしのギャンブル」となる。つまり「息抜き程度の賭け事遊び」ということになる。言わずもがなだが、このギャンブル癖が高じて、コントロールが利かなくなると、ギャンブル依存症(gambling addiction)となる。何であれ、賭け事をレクレーションの範疇に留めるのは実に難しい。私は体験からそれを知っている。

Home > 総合 > レクレーションなら

Search
Feeds

Page Top