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May 2019

スロージョギング

 今週は香椎浜のジョギング路をよく走った。スロージョギングではあるが。それでどれぐらいのペースで走っているのか計ってみることにした。スマホと言う便利この上ない機器がある。ストップウオッチ機能が付いている。利用しているジョギング路は一周2.9キロと案内板に書いてある。ただし、今コースの一部で道路工事が行われていて、すこし迂回するようになっているので、ほぼ3キロと見なしていいのではないかと考えている。
 普段調子が良ければ、ゆっくり2周回っているので6キロの勘定だ。ちょっとやる気が起きなければ、1周はスロージョギングし、残り1周は歩いて済ませている。この二つにどれほどの時間の差があるのか以前から知りたいと思っていた。
 最初の日、まずスロージョギング。ストップウオッチによると31分01秒。続いて歩き。33分00秒。何だ!わずか2分の違いしかないではないか。次の日。最初に歩き。32分45秒。続いてスロージョギング。29分23秒。スロージョギングでは1キロをほぼ10分かけて走っていることになる。これは遅過ぎ?ネットで調べてみると、次のように書いてあるのが目に入った。「1キロを6分を切るスピードで走るとランニング。8分から9分で走るとスロージョギングになる」と。また、「歩くようなスピード(1kmを10分以上)でも十分スロージョギングになる」とも。私の走りはスロージョギングでも遅い部類に属するようだ。これからは少しペースアップして1周27分を目指して走るようにしよう。
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 大リーグ。シアトルマリナーズ対ロサンゼルスエンジェルス戦。マリナーズの菊池雄星投手が滅多打ちにあったようだ。見るに耐えなくなり、途中で観戦するのをよしてしまった。 
 このゲームではエンジェルスの大谷翔平君との花巻東高の先輩・後輩対決が実現するかと期待する向きもあったが、大谷はこの日、出場せず、注目の対戦は先送りされた。もっとも大谷君も今季はどうもまだ本調子ではないようだ。何だか三振と内野ゴロの山を築いているように見える。これではそのうちベンチスタートになるのではと心配になる。アメリカ人記者の目にもそう映っているようだ。最近の記事で次のような書き出しのものがあった。これは大谷が久しぶりにヒットを放ったゲームの直後に書かれた記事だ。
 Shohei Ohtani found an oasis in a season that has resembled a crawl across the desert Tuesday night. 大谷が復帰を果たして以来、不振にあえいでいることをa crawl across the desert(砂漠の中をはうように進む)と形容している。そしてようやく「ほっと一息つけるオアシスにたどり着いた」とも。全く同感。日本のスポーツ記事ではこのような文章にはまずお目にかかれない。ここでも日米のメディアの差を感じてしまうのは私だけだろうか。
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 小倉のよみうりFBS文化センターと福岡・天神のカフェ「本のあるところajiro」で英語を教えています。小倉は毎月第1、2、3火曜日の午後3時半から5時。天神のカフェでの英語教室は初級クラスが毎月第2、4水曜日の午後6時半から8時、中級クラスが毎月第2、4日曜日の正午から午後1時半。詳しくはそれぞれ以下のホームページで。小倉はhttps://yomiuri-cg.jp/ で。福岡・天神はhttp://www.kankanbou.com/ajirobooks/ で。  

天衣无缝に見えない蜜月

 トランプ米大統領と安倍首相の蜜月関係は今なお強固に続いているようだ。令和初の国賓として来日後に趣味のゴルフの他、相撲観戦、居酒屋での会食などと親密なひとときを過ごしたと報じられている。トランプ氏への個人的な思いはともかく、日米両首脳が良好な関係を維持しているのは国際関係にとって朗報だろうと思われる。
 それにしても、あの二人がなぜあのような蜜月関係にあるのか不思議ではある。年齢から言ったらトランプ氏が少し上だから、安倍さんがうまく懐に飛び込んで御していると言えなくもない。前例のない型破りのトランプ氏のことだからあまり野放図に付き合っていると、いつかはしごを外されることがあるやもしれないと危惧せざるを得ないが。
 私は今もトランプ氏は何の政治思想もない、虚栄心だけの男だと思っているが、それが間違っていることを彼がやがて証明してくれたなら、喜んで不明を恥じよう。
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 中国語の雑記帳。片面が印刷済みで廃棄するだけの用紙をメモ書きに利用している。時々、このメモ書きに書いた語句を読むことがあるが、意味を忘れてしまっていることもしばしば。加齢とともに記憶力が落ちているとは思いたくないが、そうなのだろう。正確な発音・声調はまず記憶に残っていない。
 「天真烂漫」という熟語がメモ帳に記されていた。日本語ではあの「天真爛漫」だ。爛も覚えるのは厄介だが、烂もそう簡単ではなさそう。辞書を再度繰ってみた。日中ともに同じ意味合いのようだ。「飾り気のない、無邪気なさま」といった「てんしんらんまん」だ。ほっとする。日中両言語で漢字は同じでも、意味合いが微妙に食い違うケースが多いが、この熟語は同じようだ。声調さえ克服すれば、発音も似ている。
 最近これによく似た成語を学んだ。「天衣无缝」。日本語では「天衣無縫」となる。広辞苑を引くと「(天人の衣服には人工の縫い目などがない意から)詩歌などに技巧をこらしたあとがなく、いかにも自然で完美であるさま」とある。また「人柄が天真爛漫で飾り気のないさま」とも。しかし、本家本元の中国語の成語には後者の意味合いはない。後者の「天真爛漫」の意味で「天衣无缝」を中国で使ったとしたなら、奇異な印象を与えることになるのだろう。
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 小倉のよみうりFBS文化センターでの英語教室、福岡・天神のカフェ「本のあるところajiro」での英語教室。楽しく教えさせてもらっているが、残念なのは受講生が少ないこと。これもすべて私の不徳の致すところと恥じ入ってはいる。教える内容には足を運んでいただく価値ありと自負しているもののだ。
 小倉の教室は毎月第1、2、3火曜日の午後3時半から5時。天神のカフェでの教室は初級クラスが毎月第2、4水曜日の午後6時半から8時、中級クラスが毎月第2、4日曜日の正午から午後1時半。詳細はそれぞれ次のホームページをご覧ください。小倉はhttps://yomiuri-cg.jp/ 。福岡・天神はhttp://www.kankanbou.com/ajirobooks/ で。               

an entry sheet?

 日英両紙を読んでいて、時々手がとまることがある。自分がかつて禄を食んだ(いや、これは随分古臭い言い回し!)新聞だから、重箱の隅を楊枝でほじくる(いやこれもそうだ)ようなことはしたくないのだが、ため息をつきたくなるようなときが少なくない。
 本日(木曜日の朝)もそうだった。「ジャパン・ニュース紙」の時事英語を紹介するコラムで「通年採用」のことが出ていた。英語だと year-round hiring と言うそうだ。なるほど。次のような記述があった。<就職活動で学生らが経歴や志望動機などを書く応募書類は「エントリーシート」(entry sheet)と呼ばれていますが、あまりネイティブスピーカーが使う表現ではありません。curriculum vitae(CV)やresumeの方が一般的でしょう>
 確かにその通りだろう。entry sheet は最近まで耳にしたことがない語だ。その意味合いは初めて聞いたとしても何となく推測がつく。だから、我々が日本語の会話でそう表現しても全然問題はないと思う。まして周囲の人々がそう思って実際に使っているのであれば。しかし、英語表現を紹介するコラムでははっきりと書くべきだと思う。これはいわゆる「和製英語」(Japanese English)の一つだと。そうでないと、entry sheet という語彙でも英語として通用するという間違ったことを伝えることになる。
 私が学生時代にはサラリーマンは和製英語だと教わった。だから英語では a salaryman ではなく an officer worker と書くべきだと。今ではsalarymanも立派な英語として認知されているようだ。entry sheetもやがてそうなるかも分からないが、まだ時期尚早だ。
 なお、筆者はCVやresumeの方が一般的と説明しているが、もっと一般的な表現は an application form だろう。CVやresumeは普通まずは「履歴書」と解すべき語彙だ。
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 ケーブルテレビで見ている韓国語のドラマ「かわせ運命」(原題)が佳境を迎えつつある。台湾に旅している一か月近くが「抜け落ちて」いるのだが、何の違和感もなくフォローできている。腹違いで生まれた兄弟が文字通り、生母・継母を交え、骨肉の出世争いを展開するのだが、なぜか彼(彼女)らが途中から同じ屋根の下に住み、衝突するというすさまじいドラマ。韓国語の学習に役立つという目的がなかったならば、とても付き合える代物ではない。
 ここまで見ていて、どうも腑に落ちないことがあった。それは男が恋人(妻)を呼ぶ敬称だ。彼女の名前はジナ。その彼女を恋人(夫)が呼ぶ時にジナ氏(씨)と呼んでいる。二人が知り合った当初は違和感はなかったが、恋人となり、夫婦の関係になってもそう呼び続けている。なんだかよそよそしい呼び方だなとずっと思っていた。
 本日のNHKラジオの「まいにちハングル講座」でこの敬称がテーマになっていた。そこでもこの氏(씨)が登場していた。韓国人のフルネームにこの(씨)を使うのは問題ないが、名字だけに使うと大変失礼になると説明されていた。キム・ヨンジェ・シならいいが、キム・シではいけない。ファーストネームだけに(씨)を使うのは親しい間柄ならOKで、「親近感を含んだ印象になる」との由。ネットで調べると、次のような記述を見つけた。<名前+씨は親しみのある呼び方であり、恋人同士で使うこともある>と。なるほど、そうだったのか、親しみのある呼び方だったのか。だったら理解できる。

出るはため息

20190516-1557978699.jpg 台北でもスロージョギングしようと普段のジョギング着を準備はしていたが、残念ながら最後まで使うことはなかった。その代わり、公園などをよく歩いて、その分をカバーしたつもりだった。福岡に戻って脱力状態を脱して、例によって浜辺のスロージョギングを再開したが、台北での旅で少し太ったようだ。ジョギングの足取りがますますゆるりと。
 このところ、日中の日差しが強くなった。ゆっくり走っていてもすぐに汗が出て来る。汗をかく=体重が落ちる。嬉しく思わなくもないが、その分、体力も奪われるのだろう。やる気が失せないことを願う。今年3月の時点で体重が74.5キロ、腹囲が95.5センチだった。今秋の定期健診時にはこの数値を改善したい。去年の定期健診の頃の手帳を見ると、目標の数値として体重72キロ、腹囲90センチと記している。すくなくともこのレベルには達していたい。はあっ、思わずため息が漏れる。
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20190516-1557978728.jpg 中国語。NHKのラジオ放送「まいにち中国語」を聴いている。初級の講座なので、テキストはもう買っていないが、内容は理解できる。出て来る語彙も学習済みで、特段の問題はない(ように感じている)。台北で学んだ教科書も時々、開いて、パソコンに落としてある音声を聴いている。クラスメートたちは着実に力をつけているのだろうなあと思いながらの独学だ。焦らず、着実に、マイペースで・・・。
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 ゴルフのメジャー第2戦、全米プロ選手権(PGA Championship)が開幕する。先月のマスターズで久しぶりのメジャー優勝を果たしたタイガー・ウッズ選手の一挙手一投足にまた注目が集まるのだろう。
 ジャパン・ニュース紙を読んでいたら、全米プロの記事の横に英北アイルランド出身のスター、ローリー・マキロイ選手のことが出ていた。彼が2020年の東京オリンピックにアイルランド代表として出ることを決意したという。記事のリード(前文)は以下のよう。 Rory McIlroy will likely go to the 2020 Olympics and represent Ireland. likelyだからまだ決定したわけではないが、彼が自分の心情を公表した以上、覆ることはないだろう。
 北アイルランドは現在進行形の英国のEU(欧州連合)からの離脱、ブレグジットでも脚光を浴びている事項の一つだが、北アイルランドに住む、あるいは出身の人にとっては自分がイングランド(英国)に属しているのか、アイルランドに属しているのか心の内を明確に表明するのは、微妙かつ配慮を要する問題。
 マキロイ選手は2016年のリオ五輪の際には、この「二者択一」を迫られ、大会参加を見合わせている。当時はブラジルでジカ熱が発生しており、彼はこのことを大会不参加の理由として挙げていたが、上記の問題が背景にあったことは間違いない。あれから3年。マキロイ選手は自分が子供の頃にアイルランド代表としてゴルフの大会に参加したことを踏まえ、今回の決定もその延長線上にあると語っている。
 彼がアイルランド代表を選択したことにイングランドの人々は大いに落胆するだろうが、アイルランドの人々は拍手喝采だろう。私も妥当な選択だと思う。

令和は “The sky’s the limit.” の気概で!

20190513-1557724495.jpg 時代は令和に移った。令和になってまだ一本もブログをアップしていない。一つには台北から戻ってきて少しく脱力状態だったことがある。3週間の授業はそれこそあっというまに過ぎ去った。たかだか3週間の期間では身に付けた中国語の力はしれているが、大いに参考になった。クラスでは私は皆からXing-yi(省一の中国語読み)と呼ばれた。ショウイチとシンイ―ではだいぶ趣が異なるが、こう呼ばれることに慣れると悪くない気分。中国語ではあまり敬称にこだわらなくてもいいようだ。
 さて大学での非常勤講師の仕事も「枯渇」してしまい、今月から文化センターなどに開設した英語教室で社会人を対象に教えることにした。さすがにこうした教室では受講生を集めるのが一苦労。果たして教室として成り立っていくのか心もとない状況だが、とりあえず動き出すしかない。神様のお導きを信じよう!
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20190513-1557724517.jpg 令和がスタート。英語だとReiwa。我々日本人が普通に発音すると、舌先が上の歯茎に近づき、Leiwaになるのではないかと私は思っている。舌を上の歯茎に近づけずに宙ぶらりんで発音すると Reiwaの発音に近づく。私を含め日本人は英語を話す時にLとRの発音に手こずっているので、普段から令和の(英語での)発音に留意するように心がければ、案外LとRの問題を克服できるのではないか、私はそんな風にも考え始めている。英語学習者にとってはありがたい新元号の誕生か!?
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20190513-1557724542.jpg 海の向うの大リーグでは待ちに待った大谷翔平君が打者として復帰を果たした。まだ目の覚めるようなホームランは放っていないものの、それを予感させるような安打は幾つか打っている。ホームランは「時間の問題」(a matter of time)だろう。
 今シーズンは翔平君の他にも楽しみな選手がいる。同じ東北の高校出身の菊池雄星投手。郷里の偉人、宮沢賢治そっくりの風貌と評した人もいるようだが、確かに平成どころか昭和の雰囲気を漂わせたルックスではある。その彼は大リーグで活躍する素地はあるようだ。すでに2勝を挙げた。残念ながらチーム力(ブルペンの投手陣が手薄)がないだけに勝利を重ねることは厳しいかもしれないが、彼が好投した先日のゲーム後にサービス監督が語っていた言葉が印象に残っている。サービス監督は彼の力投を称賛した上で、次のように締め括った。“The sky’s the limit for Yusei.” (ユーセイの能力は無限大だ)
 実は教えていた大学で最後の定期試験を終えて、学生たちに送った言葉がこの表現だった。日本語でも「青天井」という語があるが、能力・才能がさらに開花する可能性を秘めているときに上記の表現をよく使う。
 菊池雄星君の活躍に刺激されたわけでもないだろうが、その後、ロサンゼルスドジャースの前田健太投手、さらにはニューヨークヤンキースの田中将大君も相次いで好投し、勝利投手となった。おかげで私はこのところすっかり寝不足気味。これもブログをアップするのが億劫になっている一因だ。これで中国語や韓国語のドラマにまたはまってしまったら、ますます袋小路に陥ってしまいそう!

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