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January 2023

(私も)終末時計?

 2023年がとほほの幕開けとなったことは先に書いた。実は発熱の原因が風邪か何かよく分からなかったが、もう一つ、立派な病気を抱え込んでいたことが発覚した。帯状疱疹。以前から皮膚科系の弱点を抱えていることは知っていたが、まさか今回、この帯状疱疹に見舞われていることまでは分からなかった。右胸の辺りがチクチクと痛むことは気づいていた。手を入れると湿気がある。なんかおかしい。すぐに皮膚科に走れば良かったのだろうが、発熱の方に気を取られてしまった。
 そして熱が下がって足を運んだ皮膚科。胸をはだけると、医師の診断は即「帯状疱疹です」。よくほおっておかれましたな。いや、そういうつもりでは。手遅れかもしれないが、急ぎ、飲み薬と塗り薬を処方してもらった。以来、二三週間経過した。日中は何とか仕事ができる程度には回復したが、就寝時には右胸の辺りの違和感が消えない。激烈な痛みではないのだが、痛いことは痛い。それが気になってすっと眠りに落ちることができない。悶々としながら浅い眠りに落ち、すぐまた目覚める・・・。いやはや何とも辛い日々が続いている・・・。
 ブログをアップする気にもなれない。読みたい小説は目の前にあるのだが、そうした本を手にする意欲もない。私にとってこの1月は「失われた一か月だ」と嘆いているが、果して今月だけで済む話でもなさそうな雲行きだ。中学校での金曜日の授業を終え、帰宅後の今この項を打っていても、右胸の辺りに違和感があり、何もかも投げ出して寝転びたくなる。嗚呼、いつまでこの不調が続くのだろうか?
                  ◇
 20230127-1674807291.jpg個人的には絶不調だが、人類社会の危機も確実に進行しているようだ。あの「終末時計」(doomsday clock)のことだ。実はこのところ、終末時計どれぐらい進んだのだろうと思っていた。あれは年末に取り上げられる恒例のニュースだったかしら? だとしたら、去年暮れに見落としてしまったのだろうかとも思っていた。外国のメディアではいつも記事化されるが、日本ではそうでもなかったか?
 年末恒例ではなかった。今週そのニュースをアメリカのネットで目にした。ロシアのウクライナ侵攻もあり、今年は人類滅亡までの残り時間が過去最短の「90秒」となったことが明らかにされた。90秒=1分半。ため息を一つか二つつく間に人類はこの地球上から消えてしまうらしい。
 終末時計は米科学誌「原子力科学者会報」(BAS)が毎年発表しているもので、1947年に核戦争の危険性を警告する目的で米国の原爆開発に参加した科学者たちが創設したとか。時計の針が真夜中の零時を指せば、それが人類滅亡のときを示す。2018、2019年は残り時間は2分だった、2020年に100秒となり、一昨年、昨年も100秒のまま据え置かれていた。今年は10秒が削られ、90秒となったことになる。
 私がネットでみた米国の風刺番組では今年の終末時計の発表が沈痛な雰囲気の中でなされ、発表に立ち会った5人の科学者の方々が無表情でしばしたたずんでいた、その様子がなんとも形容し難く、「突っ込みどころ」満載といった感じだった。しかし、人類社会を脅かす昨今の危機的状況は決して笑い話などではないという気がしてならない。

とほほの幕開け

 新年第一号のブログ、通し番号では第778号を今の惨憺たる状況下でアップすることになろうとは想像もしなかった。諸悪の根源は身体の熱なのだが、なぜこうなったのか今もきちんと説明できないのがもどかしい。
 当初、嗚呼遂にコロナウイルスに毒されてしまったかと嘆いた。ところがどうもそうではないみたいだ。薬局でコロナ検査キットを買い求め、検査してみたが、陰性だった。それならば流行がささやかれているインフルエンザに罹患したかと思ったが、これもそうではなかった。それなら、正月以来ずっと我が身を悩ませている発熱の原因は何なのだ?普通の風邪?いや、そうとも思えない。
 しゃきっとしたいのだが、身体に熱があればそういうわけにもいかない。最初の頃は36度台前半だったような気もするが、段々と右肩上がりになり、38度に達するようになった。平熱が35.7度の私にとって38度は危険水域なのだが、ちょっと趣が違う気もした。第一私は体温が38度に達すると、寝ていて幻覚を見るようになる。不快感一杯の幻覚だ。寝るのが怖くなる。ところが今回の発熱は幻覚を伴わない。素人の見立てだから当てにはならないが、幻覚がない分、助かる。
 とはいえ、発熱を除去しないことには何も始まらない。本来だったら、正月明けに関西方面に旅して、亀岡に住む実兄の顔を拝み、芦屋の教会で日曜礼拝に参加し、特別の願い事を託すつもりだった。そうした計画がもろくも瓦解。連休が明けると専門学校と中学校での授業も再開する。余裕をもって準備に勤しむことにしていたが、これもあえなく頓挫。私は元来、キビキビと起床し行動に移る性分ではない。それでも目が覚めてからベッドの中で10分も20分もうとうとしているのは好きではない。それが今回の発熱ではまさにずっとそうしていたい気分だった。身体がきついからだろう。
 症状としては発熱の他には倦怠感、頭痛、右胸の痛みぐらいだろうか。咳は全然出なかった。鼻水の類もなし。あ、そうそう、食欲はかなり減退したように感じた。台所が汚くなって料理の気力も失せ、普段は滅多に行かないレストランに足を向けたはいいが、快食というわけにはいかなかった。まあ、普通誰だって熱があれば食欲は落ちるものだろう。
 ぐだぐだと無為に過ごしただけの正月休み。幸いにも診てくれる内科医院を見つけた時にはほっとした。実際には平熱に戻るまでにはさらに数日を要するのだが、応対してくれる医院が見つかっただけで熱が少し下がったような気がした。
 新しい年を気持ちよくスタートすることはできなかったが、終わりよければの心境を目指していこう。第一、まだスタート地点に立っている気がしない。と思っていたら、玄関の呼び鈴がピンポン。対応に出ると、国際郵便のようだ。韓国から?宛先のハングルを読むと、見慣れた感覚。あれ、これって私が昨年暮れ、クリスマス前にソウルに住む友人のジンさんに贈った郵便物ではないかいな。まさか日韓関係の悪化から送り返されてきたのではないだろうな?どうも宛所に行き着かなかったようだ。転居したのだろうか。よく分からない。隣国とはいえ結構高い郵便料金を払って送り出したような記憶がある。すべては徒労に終わったということか。あ、また熱が出てきた!

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