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『冥王星より遠いところ』刊行記念 黄崇凱×滝口悠生 オンライントークイベント 「遠いところ、大切な時間」を開催します(12/5)

『冥王星より遠いところ』刊行記念

黄崇凱×滝口悠生 オンライントークイベント 「遠いところ、大切な時間」

黄崇凱『冥王星より遠いところ』(明田川聡士 訳)の刊行を記念して、著者の黄崇凱さんと、帯文を寄稿してくださった小説家の滝口悠生さんによるオンライントークイベントを開催します。

黄崇凱さんは1981年生まれ。台湾で新進気鋭の作家を多く輩出してきた「文学キャンプ」出身で、台湾文学において個人性を重視した新たな表現を模索する「七年級」作家のひとりに数えられています。日本では、文学ムック「たべるのがおそいvol.3」に掲載された短編「カピバラを盗む」(天野健太郎 訳)が邦訳され、今作『冥王星より遠いところ』は長編としては初の単行本です。

黄崇凱さんと今回のイベントの対談相手である作家の滝口悠生さんは、2018年にアイオワ大学のインターナショナルライティングプログラムで出会い、現在も交流が続いています。(アイオワでの日々については、滝口さんの著作『やがて忘れる過程の途中(アイオワ日記)』にも綴られています。)

「遠いところ、大切な時間」と題した当イベントでは、台湾と日本それぞれの気鋭作家であり、同年代でもあるおふたりが、「記憶」「時間」などのテーマや、それぞれの創作論について語ります。司会進行には『冥王星より遠いところ』の訳者で、スピーカーのおふたりとも同世代の明田川聡士さんをお迎えしています。どうぞお楽しみください。

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日時:2021年12月5日(日)16:30~18:00

(アーカイブ配信期間:イベント終了後~12/19(日)23:59まで)

 

出演(敬称略)

登壇:黄崇凱、滝口悠生

司会:明田川聡士(『冥王星より遠いところ』訳者 獨協大学)

通訳:八木はるな(一橋大学研究員)、卓于綉(東京理科大学教員)

 

配信方法:YouTube

 

チケット料金:1000円

お申込み:本のあるところ ajiro オンラインストア 販売ページより

 

※購入完了画面にダウンロードボタンが表示されます。チケット画像をダウンロードしていただき、記載されている配信URLからYouTubeページにお入りください。

購入完了後、自動で届くメールからも画像はダウンロード可能です。

 

※お客様のお顔やお声は他の参加者および登壇者には見えませんので、ご安心ください。

 

主催:書肆侃侃房

お問い合わせ:info@kankanbou.com(担当:田中)

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【書誌情報】

黄崇凱『冥王星より遠いところ』

http://www.kankanbou.com/books/kaigai/taiwan/0484

 

【登壇者プロフィール】

黄崇凱(こう・すうがい / Huang Chong-Kai)

1981年、台湾・嘉義市生まれ。小説家。国立台湾大学歴史学系卒業、同大学歴史学研究所修了。著作に長編小説『新宝島』(2021年)、『黄色小説』(2014年)、『壊掉的人』(2012年)、短編小説集『文芸春秋』(2017年)、『靴子腿』(2009年)など。短編小説「水豚」(邦題:カピバラを盗む)は文学ムック『たべるのがおそい vol.3』(2017年)に掲載。受賞歴に金鼎賞(2018年)、呉濁流文学賞(2018年)など多数。

 

滝口悠生(たきぐち・ゆうしょう)

1982年東京都生まれ。2011年「楽器」で新潮新人賞を受けデビュー。

2015年『愛と人生』で野間新人賞、2016年『死んでいない者』で芥川賞。

他の著書に『寝相』『ジミ・ヘンドリクス・エクスペリエンス』『茄子の輝き』『高架線』『長い一日』。

2018年、アイオワ大学が主催するIWP(International Writing Program)に参加、その際の様子を『やがて忘れる過程の途中(アイオワ日記)』にまとめた。

 

明田川聡士(あけたがわ・さとし)

1981年、千葉県生まれ。早稲田大学第一文学部卒業、東京大学大学院人文社会系研究科博士課程修了。博士(文学)。獨協大学国際教養学部専任講師。専攻は台湾文学。著書に『戦後台湾の文学と歴史、社会』(単著、関西学院大学出版会、2021年近刊)、『越境する中国文学』(共著、東方書店、2018年)、『台湾研究新視界』(共著、台北・麦田出版、2012年)、翻訳に李喬『藍彩霞の春』(単訳、未知谷、2018年)、李喬『曠野にひとり』(共訳、研文出版、2014年)など。