「今しかない」というこの本のタイトルがまさに、その「今」を伝えている。C型肝炎訴訟は、ようやく、原告の思いに向き合おうとしている。福田総理の感情の伝わらない言葉を聞きながら、みんな遠く長い日々を思ったことだろう。たくましく成長した福田衣里子さん。言葉に常に迷いがない。山口さん、出田さんも、九州の女性原告はきりりと美しい。
「政治的責任を明確にし、患者全員の一律救済すること」という願いは一度もぶれることがなかった。
夜遅く、電話が鳴った。「まだおられたのですか」「ええ、年末ですから」「福田衣里子さんの本はありますか」「ええ、もちろん」「どうしても読みたいというお客さんがおられるので」松山市の明屋書店空港通店店長からだった。20冊明日発送する約束をした。四国でこの本を読みたいといってくださる方がいる。うれしかった。少しでも多くの方に読んでほしい。衣里子さんが書いたサブタイトル「私は早くC型肝炎とさよならしたい!」は、まさしく患者みんなの願いなのだから。この本を読むことで、たくさんの人に「C型肝炎が薬害であり、かかった人に何の罪もないこと。早く治療をすれば治る」ことを知ってほしい。
text by 田島
It’s now or never―私は早く、C型肝炎とさよならしたい!
posted with amazlet on 07.12.27
福田 衣里子
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