『機関車に片思い』を読んだという人から電話をもらった。北九州市門司区にお住まいの方で、元国鉄職員とのこと。本をやっと手に入れて読んだらとても懐かしく、つい、電話しましたとのこと。一気にいろんなことを思い出されたようだ。昭和19年4月1日に国鉄入社。九州のいろんな駅を巡られたらしい。特に肥薩線は思い出深いそう。終戦直後に夜行で延岡、宮崎に行ったときのことを話された。南薩線の日置、川辺、知覧に行ったときは、みんなで坂道を押した思い出など。ほんとうに懐かしそうに話してくださった。この本が、そんな昔の鉄道に関する思い出を手繰り寄せてくれるよすがになっていると知って、とてもうれしかった。
text by 田島
