12月9日の朝日新聞、西日本新聞に続き、『鉄道ダイヤ情報』1月号に宇都宮照信さんの『機関車に片思い』が相次いで紹介された。新刊情報のページで「在りし日の食堂車から見た鉄道の旅」「趣味誌では知ることのできない一級のルポ」と紹介してくれている。たしかにわたしも若いころ、大阪や東京に行くときは必ず、急行に乗った。なかなか寝台切符はとれなかったし、お金もそんなにもっていなかったので、ほとんどの場合は弁当持参か駅弁だったが、それでも何度か食堂車を利用したことがある。当時、食堂車での食事など、まさに夢のような光景だった。あのころのどこかの時間、宇都宮さんの調理した料理を食べたかも知れないと思う。この本は、旅という夢の時間を共有した人が「同じ時間」を再現してくれるものなのだと思う。
text by 田島
11月11日に行われた「機関車に片思い」発刊記念-キハ58系筑豊縦断の旅-のイベントの様子は、小坂章子さんのレポートをご覧ください。
