96歳の第一歌集

冬の蟬

「冬の蟬」
山口伊満

A5判上製、280ページ
定価:本体2,000円+税
ISBN978-4-86385-211-2 C0092

解説:松村由利子

96歳の第一歌集

70歳ではじめて知った
短歌のめくるめく世界

2016年2月中旬全国書店にて発売。

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収録短歌より

杳き日の情念は埋火のごとく戦死の君顕つ春のうたたね

耳底に梵鐘の余韻を残しつつ旅の終りの白足袋を脱ぐ

富める人貧する人に隔てなく今宵の寒月しづしづと照る

吾も古る冷蔵庫なりて折々は身を震はせて洩らす溜息

目次

雲、風、波、月、花たちと
老い身独り
遠くを見る旅
家族への想ひ
ふる里を恋ふ
終の棲家 それでも生きる

わが人生の荊道 山口伊満
解説 明るく伸びやかな抒情 松村由利子
あとがきに代えて 山口徳信