第一歌集

惑亂
新鋭短歌シリーズ24
惑亂わくらん
堀田季何
監修:大塚寅彦

四六、並製、144ページ 
定価:本体1,700円+税
ISBN978-4-86385-199-3 C0092
装画:笙  瑞枝

宇宙的なスケールの思考が、そのまま自身の生命と身体性につながる思念に重なっており、従来の死生観を詠んだ観念歌とは一線を画すものと言える。今はまだ、宗教的な達観にも逃げ込んではいない。繊細な詠風もこの作者の持ち味であり、今後の展開が楽しみな作り手である。
(大塚寅彦)

2015年9月下旬全国書店にて発売。

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著者プロフィール

堀田季何 ( ほった・きか )
1975年12月、東京本郷生れ。国際的な環境に育つ。十代半ばに作歌開始、二十代半ばに帰国、中部短歌会に入会、春日井建に師事。石川啄木賞、中部短歌会新人賞。「短歌」同人。

新鋭短歌シリーズ

今、若い歌人たちは、どこにいるのだろう。どんな歌が詠まれているのだろう。今、実に多くの若者が現代短歌に集まっている。同人誌、学生短歌、さらにはTwitterまで短歌の場は、爆発的に広がっている。文学フリマのブースには、若者が溢れている。そればかりではない。伝統的な短歌結社も動き始めている。現代短歌は実におもしろい。表現の現在がここにある。「新鋭短歌シリーズ」は、今を詠う歌人のエッセンスを届ける。
「新鋭短歌シリーズ」ホームページ http://www.shintanka.com/shin-ei/

自選五首

人間をやめよと言はれあつさりと辞めたる晩はそよぐほかなく

人類は煙に涙す山火事に焼かれし獣を味ひてより

眼薬を垂してやらむ電球を瞬きもせでにらむ兎に

密会を蜜のごとしと喩へたる土耳古の詩文ままに訳さず

ぬばたまのくろあめくちにしまはれてあがたましひの佇むごとし

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