運命の日から70年

このかなしき空は底ぬけの青

「このかなしき空は底ぬけの青」
消せない家族の記憶1945・8・9
平田 周

四六判、並製、256ページ
定価:本体1,500円+税
ISBN978-4-86385-193-1 C0095

装幀 宮島亜紀
装画 重藤裕子

長崎原爆の惨状を自由律俳句で描いた『原爆句抄』の著者・松尾あつゆき。その孫の平田周が綴る、祖父あつゆき、母みち子、娘結、家族四代の物語。

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松尾あつゆきの原爆句や日記の一部を読んだことがある方も、本書のページをめくり、彼の家族の物語を読むなか、原爆句の俳人の厳しくも情愛のあふれた精神性がそこに途切れることなく流れているのを新しく発見するだろう。
戦争や被爆の経験を継承していくとはどういうことか、本書は考えるきっかけになるはずだ。家族みんなで読み、ひとときでも語り合う時をぜひ過ごしていただきたい。   
――青来有一(芥川賞作家)

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2015年8月上旬全国書店にて発売。

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著者プロフィール

平田 周(ひらた・しゅう)
1958年、長崎市生まれ。
原爆俳人松尾あつゆき(本名、敦之)の長女みち子の長男。
1981年、長崎大学経済学部卒業後、東洋航空事業(現、朝日航洋)株式会社入社。1991年帰郷し現在長崎県長与町内で小・中学生向けの学習塾経営の傍ら、祖父や母の被爆体験の継承に力をいれている。
編著に『松尾あつゆき日記』(長崎新聞社)、復刊『原爆句抄』(書肆侃侃房)がある。

目次

くりかえされる出会い 青来有一
消せない記憶「八月九日」
祖父松尾あつゆきとの対話  
運命の日
母平田みち子との対話 我が子よ孫よこの悲しみを語りつげ
祖父の戦後 ただ生き続けること  
母の闘病
祖父と母から引き継いだ思い  
未来の家族のために
附録 長崎原爆の記

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『原爆句抄』松尾あつゆき