Woman's Best 第三弾!

オスカー・ワイルドの妻 コンスタンス 愛と哀しみの生涯

Woman's Best
「オスカー・ワイルドの妻 コンスタンス 愛と哀しみの生涯」
Constance : The Tragic and Scandalous Life of Mrs Oscar Wilde
フラニー・モイル著  那須省一訳

四六、並製、528ページ+口絵16ページ
定価:本体2,500円+税
ISBN978-4-86385-165-8 C0097

膨大な手紙と資料発掘により明かされた
オスカー・ワイルド夫妻の真実!

時代は19世紀末の英国。天才の名を欲しいままにした希代の劇作家「オスカー・ワイルド」の美貌の妻コンスタンスは、オスカーの同性愛発覚と投獄によって奈落の底へ。ふたりの栄光の日々とその後の苦悩に満ちた生涯が心を打つ。

「心を奪われる伝記… モイルのこの書はこれまで未公開のコンスタンスの300を超える手紙に基づき、心躍る、悲しい、そしてまったくもって説得力のある伝記に仕立て上げている。最終章はベテラン書評家の私でさえ涙を誘われてしまった」 ― 英ガーディアン紙

「フラニー・モイルはコンスタンスを埃まみれの押し入れから引っ張り出してきた。オスカーもまた素晴らしくかつ破滅的に姿を現している…オスカーの名声は回復されて久しいが、この良書により、モイルはコンスタンスの評価も負けないように回復させた」 ― 英タイムズ紙

2014年12月中旬全国書店にて発売。

Woman's Bestとは、フィクション・ノンフィクション問わず、世界中の女性の生きかたについて書かれた書籍を翻訳出版していく書肆侃侃房の新シリーズです。

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著者プロフィール

フラニー・モイル Franny Moyle
英イングランドの中央部にあたるミッドランド地方の生まれ。ケンブリッジ大学のセントジョンズカレッジで学ぶ。テレビ局でのドキュメント番組を手がける一方、ノンフィクションの作家活動などを続けている。3児の母親。
著作に “Desperate Romantics : The Private Lives of the Pre-Raphaelites” がある。

訳者プロフィール

那須省一 Shoichi Nasu
1954年宮崎県生まれ。宮崎大学卒業。元読売新聞社英字新聞部編集長。著書に名作の舞台を訪ね歩いた『アメリカ文学紀行』『イギリス文学紀行』など。訳書に『二人の運命は二度変わる』( マーク・トウェイン著)と『幸せの残像』( パリヌッシュ・サニイ著)がある。

あらすじ

戯曲 “The Importance of Being Earnest”(『真面目が肝心』)や小説 “The Picture of Dorian Gray”(『ドリアン・グレイの肖像』)などの作品で知られる作家、オスカー・ワイルド(1854-1900)は、英国が世界に君臨した19世紀末、繁栄と豊穣の新時代の到来を予告するかのように颯爽とロンドンの文学・社交界に登場した。その彼が文才のある富裕な家系の美貌の娘、コンスタンスと相思相愛で結ばれた時、二人は時代の先を共に歩む似合いの文芸カップルともてはやされた。しかし、オスカーはやがて同性愛という禁断の世界に足を踏み入れるようになる。その中でも、彼の心をとらえたのは、ハンサムで放縦な同性愛者の若者、ダグラス卿(ボジー)。唯美主義、芸術至上主義を地で行くオスカーにとって、ダグラス卿との愛欲の関係は不可避の帰結だったのか。一方、生まれたからには世の中に確固とした足跡を残したいと願っていたコンスタンスは、夫との乖離する一方の生活に心を痛めるが、彼女の身体は病魔に蝕まれていく。オスカーは同性愛を厳しく糾弾する刑事訴訟の場に引きずり出される。あらゆる罪に問われた人々が当時、ヨーロッパに逃避すれば訴追を容易に免れ得る時代でもあった。オスカーが選んだ選択肢は? オスカーの更生を最後まで信じたかに見えるコンスタンス。二人の子どもたちの行く末を心から案じ、再起を図ろうとした彼女に心の安らぐときは訪れたのだろうか?

関連書籍

『Woman's Best 2 幸せの残像 THE BOOK OF FATE』
『Woman's Best 1 ジェシカ16歳 夢が私に勇気をくれた True Spirit』
『二人の運命は二度変わる Pudd'nhead Wilson』