楫取素彦とは

楫取素彦

「楫取素彦 吉田松陰が夢をたくした男」
中村紀雄

四六判、並製、208ページ
定価:本体1,300円+税
ISBN978-4-86385-164-1 C0095 2刷

2015年NHK大河ドラマ「花燃ゆ」の主要人物、
小田村伊之助(のちの楫取素彦)の生涯

2015年NHK大河ドラマ「花燃ゆ」ヒロインである吉田松陰の妹、文。彼女の夫であり、大沢たかお演じる小田村伊之助(のちの楫取素彦)とはどんな人物だったのか? 吉田松陰と深い親交を持ち、松下村塾を引き継ぐ。高杉晋作らとともに新政府軍を率い、薩長同盟の仲介役もはたす。そして群馬初の県令(知事)に任命され、富岡製糸場(2014年世界遺産・国宝登録)を閉鎖の窮地から救う……。今まで歴史の表舞台に姿を表さなかった「楫取」の生きかたとは。 舞台は萩から前橋、東京、防府へ、時代は江戸から明治へと動く。イラストを豊富に収録したわかりやすい内容で(対象:中学生以上)、親子で読むと、家族で観る大河ドラマがより楽しくなる一冊。【MAP「楫取素彦をあるく」と詳細年表収載】

2014年11月下旬全国書店にて発売。

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著者プロフィール

中村紀雄(なかむら・のりお)
1940年、群馬県生まれ。
東京大学文学部西洋史学科卒。楫取素彦顕彰会会長。群馬県日中友好協会会長。著書に『望郷の叫び』、『議員日記』(共に上毛新聞社)、『上州の山河と共に』、『炎の山河』、『遥かなる白根』(共に煥乎堂書店)、『今見る地獄の戦場』(進和綜合印刷)、『楫取素彦読本』(モリタ印刷工業)など多数。

中面イメージ

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目次

はじめに
〈相関図〉楫取素彦と吉田松陰につながる人びと

一章 小田村伊之助誕生
楫取素彦の出生と幼少期
伊之助、明倫館で学ぶ
江戸で学び、吉田松陰と出会う

二章 吉田松陰と時代の風
吉田松陰とは
黒船がやってきた
このころのアメリカ
松陰、アメリカ渡航に失敗
『ペリー日本遠征記』
当時の世界の動き

三章 松下村塾の時代
〈MAP〉楫取素彦をあるく 萩
野山獄での松陰
松下村塾で講義した松陰
「人間は平等である」という松陰の精神
奇兵隊を作った高杉晋作
松陰が松下村塾の後継者と考えていた久坂玄瑞
文と久坂玄瑞
薩長同盟と木戸孝允(桂小五郎)
〈コラム〉松下村塾の塾生たち

四章 松陰の惜しまれる死
松陰、ふたたび捕えられる
死にのぞむ松陰の思い
小田村伊之助と吉田松陰の絆
伊之助に「至誠」の言葉を贈った松陰
〈コラム〉スティーヴンソンの『吉田寅次郎』

五章 長州藩主の側近
伊之助、明倫館などで教師として活躍
伊之助、松陰の妹と結婚
幼少期の寿
禁門の変で兄・剛蔵が処刑される
伊之助も投獄され、死を覚悟
広島藩に出向き、ふたたび捕えられる
伊之助、坂本龍馬と会う
伊之助、楫取素彦と改名。そして藩主の死
二条窪での静かなくらし
今も語りつがれる寿の思い

六章 群馬県令時代の楫取
〈MAP〉楫取素彦をあるく 群馬
明治の世であらたな人生を歩み出す
「難治の県」、群馬
故郷・萩に似ている群馬の風景
『修身説約』を編纂
日本でトップクラスの教育県をつくる
文化遺産を大切にした楫取

七章 富岡製糸場と楫取
生糸業に力をつくす
海を渡った吉田松陰の短刀
富岡製糸場を救った楫取
製糸場の工女たち
富岡製糸場、世界遺産、国宝に
〈年表〉富岡製糸場のあゆみ

八章 人間平等教育と廃娼運動
群馬に仏教をひろめようとした寿
妻・寿の死
日本で初の廃娼県へ
世界が注目した国際裁判
寿の妹・文(美和子)と再婚
惜しまれて群馬を去る楫取
〈コラム〉伊香保温泉とベルツ博士

九章 楫取夫妻終焉の地「防府」
〈MAP〉楫取素彦をあるく 防府
男爵となり、貴族院の議員に
三田尻の地で人生の幕をとじる
〈コラム〉勤皇の志士をはげました野村望東尼

おわりに
年表
引用・参考文献/協力者一覧